WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

声優のお仕事とは?

みなさま、こんにちは!

WACCA MUSIC SCHOOLの中村慈です。

今回は「声優のお仕事」についてお話してみたいと思います。

日本語に吹き替えるとは

「声優」と聞くと、アニメのキャラクターに声をあてる仕事を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

もちろん、それも声優のお仕事のひとつです。

海外映画やドラマの吹き替え、ナレーション、ゲーム、ラジオ、音声ガイドなど、
声を使って作品や情報を届けるお仕事はたくさんあります。

私は、海外映画やドラマなどの吹き替えのお仕事が多いので
「日本語に吹き替える」とはどういうことなのかお伝えできたらと思います。

吹き替えの収録では、すでに完成に近い映像を見ながら演じていきます。

セリフだけでなく、映像に入っている音楽や効果音なども含めて、作品全体の雰囲気を感じながら声を入れていきます。

そして、何より大前提になるのが、画面の中の俳優さんに合わせること。

表情や口の動き、声の出し方、息づかいなどを見ながら、タイミングを合わせていきます。

もちろん、ただ口の動きに合わせればいいというわけではありません。

その人物がどんな状況にいて、相手とどんな関係なのか。
今、どんな気持ちでその言葉を言っているのか。

さらに、その作品の中で自分の役がどんな役割を担っているのか。

作品全体を見ながら考えて、声で表現していきます。

同じ「ありがとう」という言葉でも、嬉しくて言うのか、仕方なく言うのか、皮肉をこめて言うのか。

そこに至るまでの流れや、その場面が作品の中でどんな意味を持つのかによっても、表現は変わります。

そうやって、もともとの作品に自分の声を重ねていくのは、吹き替えの面白いところだと思います。

一人仕事ではない

また、声優は一人で完結する仕事ではありません。

ディレクターさんやスタッフさん、共演する方々など、たくさんの人たちと一緒にひとつの作品を作っていきます。

現場では、その場でいただいた指示を聞いて表現を変えたり、相手のセリフを聞きながらタイミングを合わせたりすることもあります。

そのため、声を出す技術だけでなく、相手の話を聞くことや、その場の状況を理解することも大切です。


いろいろな声を聞いてみてほしい

そして、声優の仕事をしていると「声って面白いな」と感じることがあります。

同じ言葉でも、声の高さや速さ、間の取り方、息の使い方などが少し変わるだけで受け取る印象が変わります。

だからこそ、みなさんには発声や滑舌の練習だけでなく、映画やドラマを観たり、人の話を聞いたり、いろいろな経験をしてほしいなと思っています。

普段何気なく聞いている声にも、実はたくさんのヒントがあります。


声優は声を使って誰かに何かを届ける仕事。
そして、その「届け方」を考えることが、私はとても面白いと思っています。

映画やドラマを観ているとき、街で誰かの話し声を聞いたときなど、少し意識して
「この声、どうしてこんなに印象的に聞こえるんだろう?」
と考えてみると、新しい発見があるかもしれません。

ぜひ普段から、いろいろな「声」に注目して聞いてみてくださいね!

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