どもどもWACCAの山田裕介先生です
よくオーディション番組とか見てると、審査員の人たちが偉そうに
「この人の歌はカラオケレベルだね」
とか、
「心に刺さる歌だ」
とか
「あなたはすでにプロレベルだ!」
と言ったりします。
でも、そのなこと言われてもよくわからんよ。。
って話ですよね
音程やリズムが正確なら歌が上手いのか?
高い声が出れば歌が上手いのか?
もちろんそれらも大切です。
しかし、プロの現場で多くのシンガーを見てきて感じるのは、それだけでは「本当に歌が上手い」とは言われないということです。
今回は、私が考える「本当に歌が上手い人」の特徴を3つ紹介します。
① 歌詞への向き合い方が違う
本当に歌が上手い人は、歌詞をただ読むのではなく、
「なぜこの歌詞が書かれたのだろう?」
と考えています。
作詞者の意図を想像したり、自分の経験に置き換えたり、自分なりの解釈を考えたりしながら歌詞を深く理解しようとします。
歌詞への理解が深まると、ブレスや裏声、声量の変化といった表現にも意味が生まれます。
ただテクニックを使うのではなく、「なぜここでその表現をするのか」が明確になるため、歌に説得力が生まれるのです。
② 感受性を磨いている
歌詞を読んでも、
「何を感じればいいのか分からない」
という人もいるかもしれません。
そんな場合は、インプット不足が原因かもしれません。
-映画を観る。-小説を読む。
-美術作品に触れる。
なんでもいいです。
そして、
「自分は何を感じたのか」
を考えてみる。
こうした経験を積むことで感受性が育ち、歌詞から受け取れる情報量も増えていきます。
歌の表現力は、歌の練習だけで身につくものではありません。
日々の経験や感じたことの積み重ねも大切な財産になります。
③ 引き算ができる
初心者ほど、
• ビブラート• フェイク
• がなり
• ロングトーン
などのテクニックをたくさん使いたくなるものです。
しかし、本当に上手い人ほど必要以上に使いません。
なぜなら、①の歌詞理解と②の感受性によって、
「何を伝えるべきか」
が見えているからです。
どこを強調し、
どこをあえて抑え、
どこを真っ直ぐ歌うのか。
そうした判断ができるからこそ、一つひとつの表現が際立ちます。
歌はテクニックの量を競うものではありません。
必要な表現を、必要な場所にだけ置く芸術です。
そして、その引き算は歌詞への理解や豊かな感受性があって初めて成立するものなのです。
まとめ
本当に歌が上手い人は、
• 歌詞を深く理解する• 感受性を磨く
• 引き算の表現ができる
という共通点を持っています。
そして③の「引き算」は、①と②ができているからこそ可能になります。
歌の上達は発声やテクニックだけではありません。
歌詞と向き合い、様々な作品に触れ、人としての経験を積むこと。
そうした積み重ねが、聴く人の心に届く歌へとつながっていくのです。
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