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【歌うと声がすぐ疲れる人へ】1曲を最後まで歌いやすくする声の配分

こんにちは!

WACCA MUSIC SCHOOLです!

歌っていると、

「1曲目は歌えるのに、数曲歌うと声が重くなる」

「サビを歌うたびに喉が疲れる」

「最後のサビで声が出にくくなる」

「歌い終わったあと、話し声まで低くなる」

そんな経験はありませんか?

レッスンでも、声が疲れやすい方ほど、最初から最後までとても真面目に歌っていることが多いです。

一生懸命歌うことは、とても大切です。

ただ、Aメロの時点からサビと同じくらいの力で歌っていると、曲の後半に使う声の余裕が残りにくくなります。

その結果、サビで喉が重くなったり、語尾がしぼんだり、最後の高音で声が出にくくなったりします。

1曲を最後まで歌いやすくするためには、声量・息・力の使いどころを曲の中で分けることが大切です。

今回は、歌うと声がすぐ疲れる方に向けて、1曲を最後まで歌いやすくするための声の配分についてお話ししていきます。

声がすぐ疲れる人に多い歌い方

声が疲れやすいときは、喉の強さだけを見るより、曲のどこで力を使いすぎているかを見た方が原因を見つけやすくなります。

同じ曲でも、Aメロ、Bメロ、サビ、最後のサビでは、必要な声のエネルギーが変わります。

まずは、曲の前半から順番に見ていきましょう。

Aメロからサビと同じくらい頑張っている

声が疲れやすい方は、曲の最初から声を出しすぎていることがあります。

Aメロは、曲の世界に入っていく入口になることが多いです。

その段階からサビと同じ声量で歌うと、曲の後半に使う力が残りにくくなります。

たとえば、Aメロの1行目から声量を上げている、Aメロを歌った時点で喉が熱く感じる、Bメロに入る前にすでに息が浅くなっている、といった状態です。

録音してみると、自分では丁寧に歌っているつもりでも、曲の最初から最後まで同じ強さに聞こえることがあります。

このタイプの方は、Aメロだけを取り出して、声量の基準を作るところから始めてみましょう。

まず、歌いたい曲のAメロから最初の4小節を選びます。

伴奏を流す前に、その4小節の歌詞を1回話してみてください。

音量は、同じ部屋で1m先にいる人へ話しかけるくらいにします。

次に、同じ4小節を実際の音程で3回歌います。

3回目だけスマートフォンで録音してみましょう。

このとき、話したときと歌ったときで、急に音量が大きくなっていないかを確認します。

4小節の最後まで語尾が聞き取れるか、1小節目から喉が熱くなっていないかも見てみましょう。

録音で聴いたときにAメロがサビのように強く聞こえる場合は、もう一度、歌詞を話すところへ戻ります。

1m先の人に話しかけるくらいの距離感で歌っても、4小節の最後の語尾まで聞き取れれば、Aメロとして十分に使いやすい声です。

3回目の録音で、4小節の最後の語尾まで聞き取れ、歌った直後に喉の熱さや痛みが出なければ、次はBメロやサビとの違いを作っていきましょう。

Aメロで疲れる方は、最初の4小節を1m先の人へ話しかけるくらいの声量で歌い、曲の前半に力を使いすぎていないか確認しましょう。

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高音のたびに喉で押している

曲の中で高音が出てくるたびに、喉へ力が集まっている方もいます。

サビの高音、Bメロで上がる音、曲の終わりのロングトーンなどで毎回押していると、1曲の途中で声が重くなります。

この場合は、曲全体を通して確認するより、一番疲れやすい高音を1つだけ選ぶ方が見つけやすいです。

高音の直前で息を吸いすぎて胸が固まる、高音の一音だけ急に音量が大きくなる、高音を出したあとに次の言葉が遅れる。

このような状態がある場合は、高音そのものに入る前から身体が構えている可能性があります。

まず、曲の中で一番疲れやすい高音を1つ選びます。

その高音の2拍前から、実際の音程で歌ってみましょう。

音量は、同じ部屋の離れた人に話しかけるくらいにします。

高音は長く伸ばさず、1秒で切ります。

これを5回録音してみてください。

録音では、高音の2拍前で息が止まっていないか、高音だけ音量が飛び出していないかを確認します。

1秒で切ったあと、喉に引っかかりが残らないかも大切です。

次の息を吸うときに首や肩へ力が入る場合は、高音で力を使いすぎているサインです。

その場合は、高音だけを強く出そうとせず、2拍前から息を動かしたまま入る練習に戻りましょう。

5回中3回以上、高音だけ飛び出さず、1秒で切ったあとに喉の引っかかりが残らなければ、次は高音のあとの言葉までつなげてみてください。

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高音で疲れる方は、苦しい一音の2拍前から録音し、高音だけ声が飛び出していないかを確認しましょう。

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休憩しても同じ歌い方に戻っている

カラオケや練習中に休憩を取っているのに、すぐに喉が疲れる方もいます。

水を飲んだり、曲を1曲休んだりしても、次に歌うときに同じ力の使い方へ戻ると、疲れ方も戻りやすくなります。

ここで大切なのは、休憩の長さだけを見ることではありません。

休憩後の1フレーズ目で、声の入り方が変わっているかを見ることです。

水を飲んだ直後の歌い出しでまた喉を押している、休憩後の1フレーズ目から声量を上げすぎている、曲を休んだのにサビで同じ場所が苦しくなる。

このような場合は、休憩後にすぐ1曲へ戻らず、短いフレーズで声の状態を確認してみましょう。

まず、30秒間、声を出さずに休みます。

水を一口飲み、両肩を前から後ろへ3回回しましょう。

そのあと、歌う曲のAメロ最初の2小節だけを歌います。

音量は、1m先の人に話しかけるくらいにします。

これを2回録音してみてください。

休憩前より、歌い出しの喉の押し感が減っているかを確認します。

2小節目の語尾まで聞き取れるか、肩を回したあとに首が前に出ていないかも見てみましょう。

録音で、休憩前と同じ硬さに戻っている場合は、曲を通す前にもう一度2小節だけ歌います。

休憩後の最初の声を整えてから曲へ戻ると、喉だけで押す流れを止めやすくなります。

2回録音したうち1回以上、2小節目の語尾まで聞き取れ、休憩前より声の硬さが減って聞こえれば、休憩の使い方が変わってきた目安になります。

休憩しても疲れが戻る方は、休憩後すぐ1曲通さず、Aメロ2小節だけを録音して声の入り方を確認しましょう。

喉を消耗しにくい歌い方

ここからは、1曲を最後まで歌いやすくするための方法を見ていきます。

ポイントは、曲の中で声の使い方を変えることです。

Aメロ、Bメロ、サビ、最後のサビを同じ強さで歌い続けると、曲の後半で声が足りなくなります。

歌う場所ごとに、声量、息、言葉の出し方を分けて考えると、喉の負担を減らしやすくなります。

1曲の中に、声を出す場所、言葉を聞かせる場所、息を戻す場所を作ると、最後まで歌いやすくなります。

Aメロは言葉の距離感を作る

Aメロでは、いきなり声量を上げるより、言葉が届く距離感を作ることを意識します。

ここでは、声を遠くへ飛ばす練習ではなく、近い距離で歌詞が聞こえる声を作ります。

Aメロの最初の4小節を選びます。

伴奏なしで歌詞を2回話し、そのあと同じ4小節を実際の音程で3回歌ってみましょう。

音量は、1m先の人に話しかけるくらいにします。

3回目を録音します。

言葉の最初の子音が聞こえるか、語尾の母音が消えていないかを確認してください。

声量を上げすぎて、Aメロからサビのように聞こえる場合は、話す練習に戻します。

4小節を歌ったあと、すぐに普通の話し声が出せるかも見てみましょう。

録音で4小節の言葉が聞き取れ、歌った直後に普通の話し声で「今のAメロは歌いやすかったです」と言えれば、その距離感はAメロの基準として使いやすい状態です。

Aメロでは、1m先の人に言葉を届ける音量で歌い、語尾まで聞き取れるかを確認しましょう。

サビは息の流れにエネルギーを乗せる

サビでは、Aメロよりもエネルギーが必要になります。

ただ、サビで急に力を足すと、喉が先に疲れやすくなります。

サビに入る前から息の流れを作っておくと、一音目に力を集めすぎずに歌いやすくなります。

ここでは、サビ前からサビ頭までの4拍を使って練習します。

サビ頭の一音目が始まる直前の4拍を選びます。

1拍目と2拍目で息を吸い、3拍目で「スー」と息を出します。

4拍目の頭でサビの最初の言葉に入りましょう。

これを5回行い、最後の2回を録音します。

音量は、同じ部屋の離れた人に話しかけるくらいにします。

2拍で吸ったあと、胸や肩が止まっていないかを確認してください。

3拍目の「スー」が途切れていないか、サビ頭の子音が遅れていないかも見ます。

一音目だけ音量が飛び出していないか、サビ頭のあとに次の言葉まで息が残っているかも確認しましょう。

5回中3回以上、3拍目の息が途切れず、4拍目の頭でサビの言葉に入り、次の言葉まで息が残っていれば、サビに入る準備ができてきた目安です。

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サビでは、声を出す瞬間だけを頑張らず、サビ前の4拍で息の流れを作ってから入りましょう。

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曲の中に息を戻す場所を作る

1曲を最後まで歌いやすくするためには、歌っている途中で息を戻す場所を作ることも大切です。

息を戻す場所とは、歌を止める場所という意味ではありません。

フレーズの語尾、短い間奏、次の言葉に入る前の拍などで、身体を固めずに次のフレーズへ入る準備を作る場所です。

まず、歌いたい曲の歌詞を見ます。

Aメロ、Bメロ、サビから、それぞれ1か所ずつ息を吸う場所を決めましょう。

決めた場所に、歌詞カードやメモアプリで印をつけます。

次に、その場所の直前2拍から直後2拍までを、3回歌ってみてください。

3回目を録音します。

印をつけた場所で慌てて吸っていないか、吸ったあとに次の言葉が遅れていないかを確認します。

吸った直後に肩が上がっていないか、直後2拍の言葉が録音で聞き取れるかも見てみましょう。

3か所のうち2か所以上で、吸ったあとの言葉が遅れず、録音で直後2拍の歌詞が聞き取れれば、息を戻す場所として使いやすい状態です。

曲の中に息を戻す場所を決めると、最後のサビまで声のエネルギーを残しやすくなります。

録音で声の配分を確認する

声の配分は、歌っている最中の体感だけでは判断しにくいことがあります。

自分ではAメロを抑えているつもりでも、録音では最初から強く聞こえることがあります。

サビで盛り上げているつもりでも、声が硬くなって苦しそうに聞こえることもあります。

録音を使うと、1曲のどこで力を使いすぎているかが見えやすくなります。

Aメロ・サビ・最後のサビを比べる

1曲を通して録音すると、情報が多くなります。

まずは、Aメロ、サビ、最後のサビをそれぞれ短く切り出して比べてみましょう。

Aメロから4小節、サビから4小節、最後のサビから4小節を選びます。

それぞれ1回ずつ録音して、3つの録音を続けて聴いてみてください。

紙やメモアプリに、Aメロ・サビ・最後のサビと書きます。

それぞれの横に、声量・息・喉の硬さの3項目をメモします。

Aメロがサビと同じくらい強く聞こえていないか、サビで声が硬くなっていないかを確認します。

最後のサビで語尾がしぼんでいないか、最後のサビだけ音程が下がっていないかも聴いてみましょう。

3つの録音を聴き比べて、声が一番疲れて聞こえる場所を1つ選べれば、次の練習テーマが決まります。

次回は、その場所だけを4小節に切り出して整えていきましょう。

録音では、1曲全体を反省するより、Aメロ・サビ・最後のサビを比べて、力を使いすぎている場所を1つ見つけましょう。

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よくある質問

歌うとすぐ声が疲れるのはなぜですか?

1曲の最初から最後まで同じ強さで歌っていると、喉や身体のエネルギーを早く使いやすくなります。Aメロ、サビ、最後のサビを分けて録音し、どこで力を使いすぎているか確認すると、改善点が見つかりやすくなります。

Aメロはどのくらいの声量で歌えばいいですか?

まずは1m先の人に話しかけるくらいの音量で、Aメロ4小節を歌ってみましょう。録音で語尾まで聞き取れ、歌った直後に普通の話し声が出せれば、その曲の前半として使いやすい声量です。

サビで喉が疲れます。何を確認すればいいですか?

サビ頭の直前4拍を使って、1拍目と2拍目で吸い、3拍目で「スー」と息を出し、4拍目の頭でサビの最初の言葉に入ってみましょう。5回中3回以上、息が途切れず、最初の一音だけ飛び出さなければ、サビに入る準備ができてきた目安になります。

休憩してもすぐ喉が疲れるのはなぜですか?

休憩後に同じ歌い方へ戻っている可能性があります。30秒休んで水を一口飲み、肩を3回回したあと、Aメロ2小節だけを1m先の人に話しかけるくらいの音量で録音してみましょう。休憩前より声の硬さが減って聞こえれば、休憩後の声の入り方が整ってきた目安です。

録音ではどこを聴けばいいですか?

Aメロ4小節、サビ4小節、最後のサビ4小節をそれぞれ録音して比べましょう。Aメロが強すぎないか、サビで声が硬くなっていないか、最後のサビで語尾がしぼんでいないかを確認します。一番疲れて聞こえる場所を1つ選べれば、次の練習テーマが決まります。

まとめ

歌うと声がすぐ疲れる方は、1曲の中でエネルギーを使う場所が偏っていることがあります。

Aメロからサビと同じくらい頑張ると、曲の後半に声の余裕が残りにくくなります。

高音のたびに喉で押すと、最後のサビで声が重くなりやすくなります。

休憩しても同じ歌い方に戻ると、疲れ方も戻りやすくなります。

1曲を最後まで歌いやすくするためには、Aメロ・サビ・最後のサビで声の使い方を分けることが大切です。

Aメロは、1m先の人に話しかけるくらいの音量で4小節歌う。
サビは、直前4拍で息の流れを作ってから入る。
最後のサビは、録音で語尾がしぼんでいないか確認する。

このように、曲を短く区切って確認すると、どこで喉が疲れているのかが見えやすくなります。

レッスンでも、歌い方の配分が変わるだけで、同じ曲を歌っても疲れ方が変わる方がいます。

喉だけで頑張る時間を減らし、息と言葉と身体の使い方を曲の中で整えていきましょう。

声を最後まで残すために、1曲の中に声を出す場所、言葉を届ける場所、息を戻す場所を作っていきましょう。

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