こんにちは!
WACCA MUSIC SCHOOL 講師のチカです!
ボーカル、プロボーカル、洋楽、英会話、ミュージカル歌唱等のクラスを担当しています🎤
前回は「声帯閉鎖」についてご紹介しましたが、今回はそこからさらに一歩進んで、声の「響き」=共鳴についてお話しします!
「高音は出るけど、気持ちよく歌えていない…」
「声がこもって聞こえるって言われる…」
そんなお悩みの解決には、実は「共鳴腔(きょうめいくう)」の使い方にヒントがあるかもしれません!
【共鳴ってなに?】声の響きを育てるしくみ
共鳴とは、声帯で生まれた音がどこかしら、体の空間(共鳴腔)で響くこと。
この響きがあるからこそ、私たちの声はそれぞれ違った「個性」として外に届いています。
声帯はあくまで「音源」。
声の印象や音色を決定づけるのは、どこでどう響かせているか。
・鼻に響けば明るく張りのある音に
・胸に響けば深みのある落ち着いた音に
・頭に響けば高く透明感のある音に
共鳴はまさに、その人の声をその人の声たらしめる大きな役割を果たしています。
しかし、普段そんなことは全く意識していないですよね??
共鳴箇所を知り、そしてそれぞれの箇所で意識的に響きを作り出せれば、自分の声色をかなりコントロールできるようになります!!
【共鳴腔の種類と役割】
共鳴腔とは、音が共鳴する空間のこと。
人間の体の中には、主に次の4つの共鳴腔があるとされています。
胸で響かせる胸腔共鳴
口〜喉にかけて響かせる口腔共鳴
鼻の奥で響かせる鼻腔共鳴
頭蓋骨で響かせる頭部共鳴
これらを単独で使ったり、組み合わせたりすることで、声の色彩が広がります。
トレーニングでこの“共鳴のスイッチ”を意識できるようになると、声の表現力は一気にレベルアップします!いわゆる抑揚を簡単に出すことができるわけです。
【共鳴が整うと、こんなに変わる!】
共鳴の感覚が身につくと、声は劇的に変化します!
✔ 声が“前に飛ぶ”ようになる
✔ 聴き手に届く音圧が上がる
✔ 長時間歌っても疲れにくくなる
✔ 感情表現の幅が広がる
つまり、響くポイントに声を集めることができれば、沢山息を使ったり無理に音量をあげようとしたりせずとも共鳴腔で響きを増幅させて「楽にいい声が出るようになる」のです!
また、歌う曲のジャンルによっても主に使いたい共鳴の場所は変わってきます。
クラシックを歌うときと、ゴリゴリのR&Bを歌うときで同じ声で歌うわけにはいかないですよね?😂
どんな声をどんなときに出したらカッコいいか、一緒に探っていきましょう!
【自分だけの響きを見つけよう!】
共鳴の感覚は、体格や骨格によって人それぞれ。
「自分のベストな響き」を見つけることが、歌の上達にはとても重要です!
WACCA MUSIC SCHOOLでは、
あなたの声に合わせた共鳴トレーニングをご提案しています。
自分の声が“響く場所”を知ると、声の悩みがスーッと晴れる!
そんな体験、ぜひレッスンで味わってみてくださいね😊