こんにちは!
吉祥寺のZIGZAGと、銀座のWACCA、2つのMUSIC SCHOOLで DTM講師をしている難波です。
メロディが持っているリズムを活かす
さて、これまでにメロディとコードを作り、音楽の3要素のうち残すところはリズムだけとなりました。
それではリズムを作るためにドラムを打ち込んでいきましょう。
ドラムのリズムパターンにはいくつか種類があります。4つ打ち、8ビート、16ビートなど、各楽器の叩き方や音符の細かさによって名称が違います。
ここで大事なのが、今あるメロディやフレーズが持っているリズムを大切にしてあげることです。
音楽は演奏表現なので、ボーカルやギターやドラムがそれぞれ全く別の動きをしていては成り立ちません。特にリズムというのは音程のあるなしに関わらず全ての楽器が内包している要素なので、そのグルーヴが一致していることが楽曲の生命線になります。
なのでメロディをよく聴きながら、最も合うリズムパターンを選んでいきましょう。
まずは小さいグルーヴから始める
メロディに合うリズムパターンを決め、リズムを組み立てていく上で、まずは1小節ないし2小節でドラムを打ち込んでいきます。
小さな単位でグルーヴがキマってなければ、いくら繰り返してもリズムが立ってきません。曲のテンポや構成にもよりますが、まずは1小節か2小節で”ノれる”リズムになるように音を置いていきます。
基本的にリズムパターンは曲中を通して、あるいはセクションを通して大きく変わることはないので、小さな単位でグルーヴが完成すればあとはそれを繰り返していくだけになります。
最後に4小節目やセクションの変わり目などにフィルインを入れてあげれば、リズムセクションの完成となります。
フィルインでグルーヴをリセットする
フィルインとは、メロディやセクションの切れ目を繋ぐようにメロディ以外の楽器が特徴的な動きをすることです。「おかず」と呼ばれることもあります。
特にドラマーにおいては、このフィルインをいかに上手く入れられるかがプレイヤーとしての技量の見せ所になるほど大事な要素になります。
いくら2小節単位で完璧なグルーヴを組み立てたとしても、1曲中でそれがずっと続くと流石に飽きてしまうでしょう。
そこで、他の楽器の演奏の隙間を縫うようにフィルインを入れてあげると、リズムのダレをリセットしてグルーヴを維持することができるようになります。
フィルインの入れ方はあまりにも多岐に渡るため、最初のうちは参考にしている曲やアーティストのものをよく聞いて真似していくのがいいと思います。
次第に、どこでどんなフィルインを入れるとキマるかが分かってくるようになると思います。難しい話ではありますが、フィルインがあるのとないのとでは聴き映えが大きく変わってくるため是非とも工夫を凝らしてみてください。
リズムをループだけで終わらせず、こういった細かい部分にまで気を配れるようになると楽曲に命を吹き込んでいくことができるようになります。
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