WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

お喋りの極意その2

どうもこんにちは!
WACCA MUSIC SCHOOL の山田圭吾です!

声優にしろ話し方にしろ、その根本にあるのは「お喋り」だと私は考えます。
滑舌よく喋る、通る声で喋る、印象よく喋る、表現豊かに喋る・・・などなど、色々な表現はありますが、皆さん目指す目標があり、日々努力していると思います。

お喋りの世界において、努力の仕方は人それぞれですし、こうじゃなきゃいけない!なんてのは絶対に無いと私は考えます。

なのでここから私が皆さんに伝えたい極意は「山田圭吾がなんだかんだで一番役に立った努力の仕方」です。

それは、
『「呼吸」「声帯」「表情筋」を鍛える事。そして、この3つがしっかり連動している事を意識する事』です。

今回はその2つ目、「声帯」について皆さんに伝えたいと思います。

極意その2「声帯」

そもそも声を出す仕組みを簡単に書いてしまうと、

1.「肺から空気を送る」
2.「肺から送られてきた空気が声帯を振動させ、音が鳴る」
3.「鳴った音が喉、鼻、口で響く」
4.「響いた音を母音、子音を用いて声と為る」

このような流れで発されています。

そして、

「息をしっかり使い、声帯をしっかり震動させ、頭(一番捉えやすいのは口)という楽器でしっかり音を響かせ、声を発して抑揚をつけながら、お喋りする」

これが良い声の定義だと私は考えています。
しっかり腹式呼吸をしよう!という事を前回書いたかと思います。

今回取り扱っていきたい「声帯」。



喉頭という器官に含まれており、喉仏の中にある、左右に分かれたヒダ状の構造です。

高い声や低い声を出す時、歌を歌おうとする時は意識としてハッキリ出そうとするため、比較的出しやすいと思います。
しかし、普通の声を出す時、つまりは地声を出す時にハッキリ出そうと思って喋る人はなかなかいないんじゃないか、と思います。

そもそも地声というのは、声帯に無理な負荷をかけずに発することができる声の事です。
なので、「はっきり地声を出す」というのは感覚的に掴みづらいかもしれません。

じゃあどうすればいいのか。
「そもそもの地声のポテンシャルを上げてしまえば良い」
と私は考えます。

良い声をもっと細かく説明すると

「しっかりとしたボリュームがある声」「一定の音圧で震えない声」「通る声」です。

そして、その声となる音を作り出すのが声帯です。
声帯というのは筋肉です。
筋トレでもそうですが、筋肉が鍛えられてないと、弱々しい印象を受けると思います。逆にしっかり鍛えられているとそもそものポテンシャルが高い印象を受けると思います。
声も一緒で、しっかりと鍛えてあげれば、地声というもののポテンシャルが上がり、無理せず良い声が出るはずです。

なので、筋トレしましょう!

どうすればいいの?

「ハミング」と「エッジボイス」をハッキリと強い発声で毎日やる、です。

声帯は使えば使う程、つまりは喋れば喋る程、鍛えられていく筋肉です。
けれど、毎日喋ると言っても、人とお喋りするには相手が必要だし、呼吸・声帯・口の形を正しくやりながらじゃないとしっかりとした筋トレにはなりません。
なので、一人でも手軽にできて、かつ声帯を集中的に鍛える事ができる、ハミングとエッジボイスはおすすめです。
やり方は色々ありますが、まずは自分がしっくりくるものから始めてみる、で大丈夫です。

大切なのは毎日継続してやる事。

それだけでも、しばらくすればしっかり変化を感じる事ができると思います。

この文章が皆さんのなにかの気づきになれば、幸いです。




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