練習していると「けっこう弾けてる」「歌えてる」と思うこと、ありますよね。
でも録音して聴いてみると「思ってたのと違う!」とガッカリすることも。
実はそのギャップこそ、上達のヒントなんです。
よくある演奏のクセ
録音すると意外と気づくクセがたくさんあります。
・リズムが少し走っている/もたっている
・音の粒がそろわずムラがある
・歌ならピッチがほんの少しズレている
・アタックが強すぎたり弱すぎたりする
練習中は気持ちよさで気づきにくいけれど、録音は冷静に自分を映してくれる鏡のような存在です。
DAWでの活用方法
DAWを使うと、この「鏡」の精度がぐんと上がります。
・波形を見る
音の山が揃っているかを目でチェック。リズムのズレが一目瞭然です。
・メトロノームや打ち込みドラムと重ねる
ズレを体感できるので、リズム感の修正に効果的。
・ピッチ補正プラグインを使う
歌の音程をグラフで確認できるので、自分の弱い音域やクセが分かります。
直し方のヒント
クセを見つけたら、それを直すための練習をDAWで工夫しましょう。
・苦手な部分だけをループ再生して集中的に練習
・BPMを落として、正確に弾けるテンポから徐々に速くする
・録音を繰り返して「改善前 → 改善後」を聴き比べる
僕もギターを練習していて、録音してみるとリズムが走っているのに気づきました。
その時やっていたのは、ドラムやクリックをよく聴いてリズムをなるべく後ろにするよう意識して弾くということ。
すると、録音した波形を確認したら意外とジャストなタイミングで弾けていて驚きました。
録音を残しておくと、思ったより弾けている部分や逆に気づいてなかったクセも分かるので、練習の質がグッと上がります。
まとめ
録音するのは最初ちょっと勇気がいりますが、「できてない部分」が見えるのは成長のチャンス!
DAWを活用すれば、ただ練習するだけでなく「分析しながら直す練習」ができます。
自分の演奏を客観的に聴ける人ほど、上達スピードは段違いです。
ぜひ次の練習から録音ボタンを押してみてください!