WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

腹式呼吸のメリットとは

こんにちはー!

WACCA MUSIC SCHOOL、DECO MUSIC SCHOOL講師の原田里奈です🌷

今回は「腹式呼吸のメリット」について書いていきます!
腹式呼吸って、歌や演技に関わる皆さんは、もう耳にタコができるほど聞いているワードですよね(笑)

その腹式呼吸ってなんなのか、
腹式呼吸ができると何がいいのか…。

腹式呼吸が大事そうなことはわかったけど、
効果が分からないままなんとなく先生が言う通りにやっている。
いまいち腑に落ちていない…
そんな方はぜひ読んでいってください😊

①まずはざっくり、腹式呼吸のメリットとは

まずは、なぜこんなに腹式呼吸が大切と言われるのでしょうか?
ざっくり言うと下記の2点のメリットがあるからです。

・息を吐く量が安定しやすい
・胸式呼吸よりも声に悪い影響を与えづらい

次の項目で詳しく説明していきますね!

②「息を吐く量が安定しやすい」とは?

「息を吐く量が安定しやすい」と、発声も安定します。

歌うときや話すとき、音量や声質はある程度一定のほうが聞き取りやすいですよね。
ナレーターやアナウンサーの話し方を思い浮かべていただくと、
音量や声質が安定している感じがイメージしやすいです😊

音量や声質を安定させるには、まずは息を吐く量を安定させると良いです。

声をホースから出る水に例えてみると分かりやすいでしょうか?
例えばホースからある場所に向かって一定距離で安定して水を飛ばしたいなら、
当然水量も安定させたいですよね。

息も一緒で、一定の音量で安定して声を飛ばしたいなら、息の量を安定させたいわけです!

そして、この「息の量を安定させる」ためには、胸式呼吸よりも腹式呼吸のほうが適しています。
それで発声練習では腹式呼吸が大切と言われるんですね〜!

なぜ適しているのかについては
臓器や筋肉の話になってきて長文になってしまったので、
また次回以降詳しく書かせてください♪

③「胸式呼吸よりも声に悪い影響を与えづらい」

次に、「胸式呼吸よりも声に悪い影響を与えづらい」についてお伝えします😊

まずは前提として、呼吸のときには下記のような動きをしています。
胸式呼吸=胸(肋骨付近)が、前や上に広がって呼吸
腹式呼吸=腹部が前や後ろに広がって呼吸

そして、胸式呼吸で胸が上に広がったとき、
喉の付近の筋肉も同時に力んでしまって、発声に悪い影響が出る場合があります。

例えばですが、思いっきり肩を上げた状態で声を出すと
普段よりちょっと力んだ変な声になりやすいですよね?
胸式呼吸で歌うと肋骨や肩付近が上がりやすくなり、
これと同じことが起こりやすくなってしまいます。



腹式呼吸を行うことで、この不必要な力みを防ぐことができます😊

④まとめ

今回は、腹式呼吸を行うことのメリットをお伝えしました!
今まで言われるままに腹式呼吸の練習をしていた方も、
メリットが分かった状態で練習したほうが効果も倍増だと思います😊

次回以降、腹式呼吸についてもう少し詳しく書いていきますので、
ぜひ気になる方は読んでいただけたら嬉しいです♪




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