大好きな洋楽を完璧にコピーして歌っているはずなのに、なぜか本家のノリが出せない時はありませんか?
その原因、もしかしたらリズムかもしれません!
本家のノリを出すためには、正確な音程や適切な発声法、正しい英語の発音などももちろん大切ですが、意外と見落としがちなのがリズムの取り方です。
なぜボーカリストにもリズムは重要?
一度、パズルを組み立てる様子を想像してみてください。パズルは、さまざまな形のピースを最適な箇所にはめ込むことによって完成しますよね。 音楽もこれに似たところがあります。
パズルのピースがピッタリとハマるように、ボーカル、キーボード、ドラム、ベースなどのさまざまなパートが上手く噛み合って初めて、良い曲が生まれます。
たとえカラオケで歌っていたとしても、あなたの歌がその大切なパズルのピースの一つであることに変わりはありません。
リズムの理解とは、パズルの全体像を捉えて、自分がどんな形のピースをどこにはめればいいのか判断するために大切な要素です。
つまり、楽曲の構造を理解し、一番気持ちの良いところにハマる歌を歌えるためには、必要不可欠な技術の一つなんです。
「正しい音程、発音、発声法で歌っているはずなのになぜかかっこよく歌えない…!」という方は、歌いたい曲のリズムを理解できていないかもしれません。
リズム感は、先天的なものばかりではありません。
リズム感とは、リズムを知覚・認知・再現(演奏)することのできる技術だと思います。 ですので丁寧にトレーニングを続ければ、どなたでも本家のノリにぐっと近づいた歌が歌えるようになりますよ。
おすすめのリズムトレーニング
今回ご紹介するのは「チェンジアップ」というトレーニングです。4分音符→8分音符→3連符→16分音符といったように、ご自身で設定した小節数ごとにリズムを切り替えていきます。
まずは、以下の譜面のリズムを膝や机などで叩いてみてください。
必ずメトロノームを使用し、テンポ60から始めてください。完璧にできるようになったら、徐々にスピードアップしていきましょう。
一見シンプルですが、リズムの基礎を築くために重要な練習で、多くのドラマーも日々のトレーニングに取り入れています。
一度できたと思ったらやめてしまうものではなく、音楽を続ける限りは日課にしていただくのがおすすめです。
スマホのアプリストアで「メトロノーム」と検索すれば、無料のものがたくさん出てきますよ。今日からメトロノームを使って練習してみましょう!
曲のビートを掴もう!
チェンジアップでリズム感を鍛えたら、曲のビートを意識しながら歌ってみましょう。まずは歌いたい曲を流しながら「1、2、3、4」とカウントをしてみてください。 曲のどこが1拍目か、正確に捉えられそうですか?
曲の1番初めに聞こえる音が1拍目だとは限りません。2拍目や3拍目、あるいはリズムの”裏”から始まっていることもあります。
1拍目を見つけるには、ドラムやキーボードなど他のパートのフレーズを手がかりにして拍子を捉える必要があるんです。
「そもそも拍子って具体的に何?ビートを掴める方法が知りたい!」という方は、ぜひWACCA MUSIC SCHOOLにお越しください。
チェンジアップの譜面が読めなかった方も、レッスンでは音符について一から丁寧に解説させていただきます。
WACCAで一緒に音楽への理解を深めて、皆さんの理想の歌声を手に入れましょう!
東京のボイトレスクール「WACCA MUSIC SCHOOL」の無料体験レッスンはこちら!