こんにちは🌸
WACCA MUSIC SCHOOLの梶浦です!
今日は10月に出演した演奏会の本番の日の過ごし方を少しご紹介したいと思います。
舞台本番やオーディション、コンクールでも意識してる行ってることもあるので参考になれば嬉しいです!
コンディションチェックが大切!
まず、本番の日はとにかく“声を起こすこと”を最優先にしています。
私は最低でも本番の5時間前には起きるようにしていて、起きてすぐに声帯に優しい発声をしたり、たくさんお話をして声を自然に温めるようにしています。
朝のうちに声を動かしておくと、後々すごく安定します!
また、演奏会やコンクールだと会場がホールであることが多いですが、ホールって本当に乾燥してます!
乾燥すると声が硬くなりやすいので、こまめな水分補給は必須。
楽屋でもステージ袖でも、とにかく定期的に水分を取るようにしています。
大学時代は龍角散のど飴をお守りのように常に持ち歩いていましたが、最近のお気に入りはミンティアのプラスボイス!
本番前にコンビニで見つけるとついつい買ってしまいます☺️
そして、会場に入ったら必ず響きのチェックをします。
音の返り方や、どれくらい自分の声が空間に溶けるのか、本番前に知っておくと安心して歌えます。
お風呂場のように響く会場もあれば、防音室のように声が吸収されていく会場もあるのでリハーサルの段階でしっかり確認しておくことが大切です!
本番前のトレーニング

本番前は緊張で横隔膜が上がりやすく、声が浮いてしまうことも多々あります。
だからこそ、横隔膜を下に下にイメージしながら呼吸を整えたり、軽いトレーニングを取り入れたりしています。
壁を使ったトレーニング
足を肩幅より少し広めに開き、肘をまっすぐ伸ばしたまま両手を壁につきます。
この姿勢のまま 実際に歌いながら、いちばん高い音に向かっていくタイミングで、ゆっくり壁を押して体重をかけていきます。
高音に向かって“圧を加える”イメージで壁を押すと、お腹の奥(下腹〜横隔膜まわり)に自然と力が入りやすく、声が上ずりにくくなります。
このとき、
・反り腰にならない
・肘を曲げない
を意識するとさらに効果的です☺︎
高音で支えが抜けやすい人や、声が浮きやすい人にすごくおすすめのトレーニングです!
首・肩を回しながらの発声
また、緊張で上半身に力がガチガチに入ってしまう場合もあると思います。
首や肩周りに力が入ってしまうと声帯も固くなってしまうため声が出ずらくなってしまいます!
そういった時には、首や肩を出来るだけ大きくゆっくりと回しながら歌ってみると余計な力が抜けてリラックス出来るのでおすすめです。
緊張している自分を受け入れる!

そして最後に、私が本番の日にいつも思い出すのが 「緊張している自分を否定しないこと」 です。
緊張している=失敗しそう、ではなくて、「ちゃんと向き合っている証拠」。
そう考えるだけで、心の余裕が少し戻ってきます。
さらに、いつも以上に頑張りすぎないこと もとても大切。
本番だからといって力を足しすぎると、逆にいつもの良さが出にくくなってしまいます。
“積み重ねてきた自分を信じて、いつもの自分でステージに立つ”——それが一番パフォーマンスが安定するなと感じています。
緊張も含めて、自分の全部を受け入れながらステージに向かう。
これが今の私の、本番前の小さなルールです♪
こんな感じで私は本番の日を過ごしています。
生徒さんの発表会や試験、本番前のルーティンにもぜひ取り入れてみてください✨
