こんにちは!
東京の音楽スクール
《WACCA MUSIC SCHOOL》
ミュージカルコース担当の迫田です♪
今回は、2000〜2020年に世界中で上演されたミュージカル作品を振り返りながら
「ミュージカルを“音楽の色”で分類する方法」をご紹介します。
レッスンや作品選びのヒントに役立ててくださいね!
ミュージカルは“音楽の色”で4大ジャンルに分けられる!
クラシック(オーケストラ主体)
ロック&オルタナティヴ(バンドサウンド)
ヒップホップ&ラテン(リズム重視)
ジュークボックス(既存ポップ楽曲)
の4つに大別できます。
・クラシック
『ウィキッド』『レ・ミゼラブル』など、圧倒的なドラマ性とシンフォニックな音色が特徴です。
・ロック
『スプリング・アウェイクニング』『アメリカン・イディオット』など
ギターがうねるバンドサウンドが特徴的なで、青春や社会派なテーマを描いた作品が多数あります。
・ヒップホップ/ラテン
『ハミルトン』『イン・ザ・ハイツ』など
ラップとサルサが新しい物語の語り口になり、近代ミュージカルの音楽性を新たなステージへと押し進めていく作品です。
・ジュークボックス
『マンマ・ミーア!』『ジャージー・ボーイズ』など
誰もが知るアーティストの名曲が詰め込まれた作品。
観客を一気に巻き込んで大盛り上がりすること間違いなし!
代表作で見る2000〜2020年の「ミュージカル地図」
ミュージカルは他ジャンルの取り込みを積極的に行い、数年規模でヒット作の傾向が大きく変わる芸術です。
2000年〜2020年の中でも各年代ごとにさまざまな作品が生まれ、その潮流は常に進化してきました。
例えば、2000年代前半の印象的な作品は
・『コンタクト』(ダンス主導)
・『ウィー・ウィル・ロック・ユー』(クイーンのジュークボックスミュージカル)
など。
ダンスに重きを置いた作品や世界的に有名なアーティストのジュークボックスミュージカルは、ミュージカルのジャンルやファン層拡大に大きく貢献した作品です。
2010年前後になってくると、社会問題を描いた作品や映画原作をミュージカル化した作品が増えてきます。
作品としては『ネクスト・トゥ・ノーマル』や『ビリーエリオット』などがそれに当たります。
2015年以降は、多文化を積極的に取り入れたり、実話をベースにミュージカルを製作する試みも行われています。
『ハミルトン』や『カム・フロム・アウェイ』がこの時代ならではの作品と言えますね。
歌いたい曲を探す時は、作品の“音楽カラー”と“制作フォーマット(オリジナル/映画原作/ジュークボックス)”を掛け合わせると、
あなたにぴったりのレパートリーが見つけやすくなりますよ。
ジャンル別・歌い方&レッスンTips
・クラシック
ベルティングボイスを使う作品でも、支えはクラシカルなブレスコントロールが鍵!
発声練習に加え、語尾の母音処理を丁寧に行うことを意識しましよう。
・ロック
胸声のミックスとグリッサンドなど、ロック特有のテクニックをぜひ習得したいジャンルです!
カウントでリズムを体に刻む練習が効果的。
体がリズムを取り入れると、音楽の見え方が格段に鮮やかになりますよ。
・ヒップホップ
子音を打楽器のようにするどく使うラップ発声+滑舌強化を重点において練習することが効果的です。
体重移動でグルーヴを感じながら歌いましょう。
・ジュークボックス
原曲のものまねになりすぎないよう、あなたらしさをプラスすることで楽曲が一層輝きます。
レッスンの中では、先生と相談しながら効果的なフェイクやアドリブをプラスする練習もしてみましょう。
まとめ 〜あなたの“推しジャンル”を見つけよう!〜
ミュージカルは「物語×音楽×体験」の三位一体アートです。
ジャンルを意識して聴くと、作品の魅力や歌唱テクニックが一段とクリアになります。
まずは気になる曲を1曲選び、その作品のサウンドと物語の関係性を分析してみてください。
新しい扉が開くはずです!
WACCA MUSIC SCHOOLでは、
頼もしい講師陣が豊かなテクニックであなたの「歌いたい!」をサポートします。
あなたの目標ややりたいことに合わせて伴走していける講師が多数在籍していますので、
気になった方はぜひ無料体験レッスンにお越しください!
それでは、今日も
楽しんで歌っちゃいましょう♪