WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

歌の上達を阻む“無意識の緊張”を外すには?ボイトレ講師が伝えたいこと

こんにちは!
DECO MUSIC SCHOOLの原田里奈です♪
今日は、レッスン中にある生徒さんから「目からウロコでした!」と言っていただけたお話を、みなさんにもシェアしたいと思います。

テーマは、レッスン中のメンタルについてです。

もちろん、どの生徒さんも一生懸命レッスンに取り組んでくださっていて、それだけでも本当に素晴らしいのですが、もう一つ意識してほしいポイントがあります。
それは……

「先生の顔色を伺わないでほしい」ということ。

誤解しないでくださいね、「先生に反抗してOK!」という意味ではありません(笑)
ちょっと分かりやすくするために、こんな例え話をさせてください。

レッスン=山登りだとすると?

レッスンで上達していく過程を、「山登り」に例えてみましょう。
このとき、「先生の顔色を伺っている」状態というのは、“先生”という人間を、攻略すべき山のように感じてしまっている状態なんです。

たとえば…
・褒められたら「順調に前進!」
・ダメ出しされたら「後退…ダメダメだ…」
・合格をもらえたら「山頂到達!」

こんなふうに、自分の成長を“先生の評価”で決めてしまうんですね。
でも実は、レッスンって「先生に合格をもらう場」ではなく、
“もっと上手くなるためのヒントを受け取る場”
なんです。

だから、アドバイスがあるのが当たり前です。(むしろ何もアドバイスされなかったら、レッスンとしては物足りないですよね笑)
でもそのアドバイスを「ダメ出しされた…」と受け取ると、どんどん緊張が増してしまいます。

この無意識の緊張、実は歌声にも大きな悪影響があるんです😭
どんなに真剣に努力しても、喉の筋肉がこわばってしまっては、うまく声が出ません。

先生=山ではなく「登山の専門家」!

そこで私がよく生徒さんにお伝えしているのが、
「山」は“歌が上手くなること”であり、先生はそのための“登山ガイド”である
という考え方です。

レッスンは「先生に評価される場所」ではなく、生徒さんと先生がチームになって、“歌う力”という山を登っていくプロセスなんです。

先生はその道に詳しいガイドとして、
「ここをこうすると登りやすいよ」「このルートは危ないからやめとこう」と、
アドバイスをくれる存在。

2人でいろんな作戦を練る中で、すぐに結果に繋がることもあれば、なかなかうまくいかないこともあります。
それでも落ち込まずに「この作戦が適さないなら、次は別の作戦を練ろう!」と一緒に考えて、また進んでいけばいいんです。

まとめ😊

いかがでしたか?
この例えで、少しでも””無意識の緊張”が和らいでくれたら嬉しいです✨

ちなみに、最初にこの話をした生徒さんは、以前はすごく喉が緊張しがちでした。
でもこの話をきっかけに「歌うのが怖くなくなった!」と言ってくれて、実際に歌声もどんどん良くなってきています。
私としても本当に嬉しい変化でした💓
私は、あなたの味方でありサポートメンバーです。心配しすぎず、一緒に音楽を楽しむ気持ちでレッスンにお越しいただけると嬉しいです♪

気になった方は、まずは体験レッスンで気軽に雰囲気を感じてみてくださいね♪

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