こんにちは!WACCA MUSIC SCHOOLです!
カラオケの採点結果を見て、「何点から高得点なの?」「練習しているのに、どうして点数が上がらないんだろう?」と思ったことはありませんか?
今回は、カラオケの点数の目安から、音程が合わない原因、自分に合うキーの探し方、高得点につながる歌い方まで詳しく解説していきます!
それでは行ってみましょう!
何点から高得点で、何点から音痴?
カラオケで採点をしていると、「何点から高得点なの?」「何点くらいだと音痴なの?」と気になる方も多いと思います。
これまで多くの生徒さんの採点結果を見てきた経験から考えると、ひとつの大きな基準になるのが90点です。
90点以上が「高得点」の目安
80点台後半までは取れるようになっても、そこから90点を超えるまでに苦戦する方は非常に多くいます。
実際に生徒さんからも、
「音程はかなり合うようになったのに、89点からなかなか上がらなかった」
「80点台と90点台の間には壁がある」
とよく聞きますし、一方で
「音程だけを追いかけるのをやめて、ビブラートや抑揚などの表現まで意識できるようになってから90点を超え始めた」
という声もよく聞きます。
これらの声を総合すると、90点というのは単純に音程を合わせるだけではなく、音程をある程度安定させたうえで、さらに表現力まで気を配れるようになった人が到達できるラインだと考えられます。
そのため、カラオケ採点において「何点から高得点?」と聞かれれば、90点以上が一つの基準点になります。
79点以下が続く場合は音程正解率を見直したい
では逆に、「何点くらいから音痴なのか?」について。
こちらは79点以下が続く場合をひとつの目安にします。
もちろん、1曲だけ79点以下を取ったからといって、その時点で「音痴」という話にはなりません。
曲の音域が合っていなかったり、ほとんど知らない曲を歌ったりすれば、普段より大きく点数が下がることはあります。
しかし、いろいろな曲を歌っても80点をなかなか超えられない状態だと、話は別です。
なぜかというと、89点以下までの点数は、ある程度「音程正解率=得点」という図式が成立する傾向があり、何曲歌っても79点以下が続く場合は、音程正解率も80%を下回っている可能性が高いからです。
音程正解率が80%を下回ることが何回も続く場合は、少なからず「音程を正確に合わせることが苦手」だと判断できるので、音痴に該当する可能性が出てくるわけです。
では、なぜ音程が合わなくなってしまうのでしょうか。
ここからは、音程が合わない代表的な原因について詳しく見ていきます。
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音程が合わない原因
カラオケで音程正解率がなかなか上がらない場合、ただ闇雲に同じ曲を歌い続けても改善しないことがあります。
というのも、音程が外れる原因は人によって違うからです。
大きく分けると、主な原因は次の3つです。
原因①キーが合っていない
まず最初に確認してほしいのが、そもそも曲のキーが自分の声に合っているかです。
キーが自分の音域に合っていないと、高音もしくは低音の部分が不安定になってしまいます。
こうした状態では、正しい音程が頭では分かっていても、その音程に声を合わせることができません。
特にカラオケでは、何となく原曲キーのまま歌ったり、「原曲キーで歌わないといけない」と思っていたりする方も多いですが、自分の音域に合っていなければ音程正解率は当然下がります。
まずは、自分が安定して出せる最高音と最低音を把握して、曲の音域と照らし合わせることが重要です。
原因②音感が原因の音痴
次に考えられるのが、鳴っている音と自分の出している音の高さの違いを正確に判断できていないケースです。
カラオケのガイドメロディを聴いていても、「今の自分の声が高かったのか低かったのか」が分からない。
または、自分では合っているつもりなのに、採点画面を見ると音程バーから大きく外れている。
このタイプは、声を出す能力よりも先に、音の高さを聴き分ける力を鍛える必要があります。
ピアノで鳴らした音をそのまま声で再現する練習などを繰り返して、「聴いた音」と「自分の声」を一致させる感覚を作っていくことが重要です。
原因③筋肉が原因の音痴
もうひとつ非常に多いのが、音程自体は分かっているのに、その音程へ正確に声を動かせないケースです。
本人は正解の音程がわかっているし、正解したかどうかの判断もできるのに、若干ずれた音程に着地してしまう、といった場合ですね。
このタイプは音感そのものではなく、音程に合わせて声帯周りの筋肉を細かく動かすコントロールが追いついていない可能性があります。
歌では、音が変わるたびに声帯の張り方や筋肉の使い方も細かく変化します。
その動きに身体が慣れていないと、頭の中では正しい音が分かっていても、実際の声だけが追いつきません。
つまり、音程が合わないからといって、すべてを「音感が悪い」で片付けることはできません。
キー・音感・筋肉。
まず自分がどこでつまずいているのかを見極めることが、音程正解率を上げる最初の一歩です。
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音程を合わせるための「キーの合わせ方」
先ほど、音程が合わない原因のひとつとして「キーが合っていない」ことを挙げました。
では、自分に合ったキーはどのように探せばいいのでしょうか。
自分の感覚だけで「このくらいが歌いやすい」と調整することもできますが、一度自分の音域を測ってしまえば、かなり正確に判断できるようになります。
ここからは、実際に自分に合ったキーを探す方法を順番にご紹介していきます。
①チューナーとピアノアプリを用意する
まずは、スマートフォンで「チューナーアプリ」を用意します。
Apple Storeなどで「チューナー」などと調べれば、すぐに出てくるので、インストールしておきましょう。
チューナーは外部から拾った音の高さを「C4」「G4」などの音名で表示してくれるので、自分の声の高さを測ることができます。
②自分の最高音・最低音を測定する
次に、自分がどこからどこまで声を出せるのか測っていきます。
確認したいのは、
・「地声の最高音」
・「地声の最低音」
・「裏声の最高音」
・「裏声の最低音」
です。
そして、それぞれについて、
「かろうじて出せる音」
「安定して出せる音」
の2種類を記録しておきましょう。
たとえば地声の最高音がA4まで出たとしても、喉に力を入れて一瞬だけA4に届くのと、歌の中で何度でもA4を出せるのとでは意味がまったく違います。
最低音も同じです。
かろうじてE2まで声になる人でも、実際に歌の中で音程を安定させられるのはF2やF#2まで、ということがあります。
そのため、
「地声最高音:限界A4/安定G4」
といった形で、限界の音域と実用的な音域を分けて把握しておくのがおすすめです。
【測定の方法】
測定の方法はシンプルで、チューナーを起動して
・「地声の最高音」
・「地声の最低音」
・「裏声の最高音」
・「裏声の最低音」
この4つを順番に出していくだけです。
声を出すと、画面に出している声の音程が表示されるので、「2秒以上同じ音程が表示されること」が測定のルールです。
2秒が限界の場合は「かろうじて出せる音」。
5秒以上キープしても辛くない場合は「安定して出せる音」。
これをルールとします。
できる限り高い/低い音を地声・裏声それぞれで目指して、記録しておきましょう。
③インターネットで「曲名+音域」と調べる
自分の音域が分かったら、次は歌いたい曲に必要な音域を調べます。
やり方は非常に簡単です。
インターネットで、
「曲名 音域」
で検索してみてください。
「曲ごとに音域を紹介してくれているサイト」がいくつかあるので、有名な曲であればヒットします。

「最低音〇〇」「地声最高音〇〇」「裏声最高音〇〇」といった形で、その曲に必要な音域を確認できます。
④歌いたい曲の音域と自分の音域を比較する
最後に、歌いたい曲の最高音・最低音と、先ほど測定した自分の音域を照らし合わせます。
ここで基準にするのは「かろうじて出せる音」ではなく「安定して出せる音」にしましょう。
たとえば、自分が安定して出せる地声の最高音がG4なのに、歌いたい曲ではA4やB4が何度も登場するのであれば、そのままのキーでは少し高すぎます。
曲の最高音から最低音までが、自分の「安定して出せる音域」に収まるように、キーを上下させていきます。
キーはカラオケのリモコン(デンモク)や機械本体の「♯」・「♭」のマークや、もしくは「+1」「+2」といったボタンで調整できます。
ちなみに
「♯」は「半音上がる」
「♭」は「半音下がる」
という意味です。
「+1」「+2」も全く同じで
「+1」が「半音上がる」
「-1」が「半音下がる」
という意味です。
【実践】
ここからは実践していきましょう。
例えば、Mrs.GREEN APPLEの「ケセラセラ」を、
・地声の安定して出せる最高音F4
・地声の安定して出せる最低音F2
・裏声の安定して出せる最高音F5
・裏声の安定して出せる最低音F4
という一般的な男性が歌うとすると、キーはいくつ調整したら良いでしょうか?
ちなみに、ケセラセラの音域を調べると
・地声最高音C5#
・地声最低音C3#
・裏声最高音F5
・裏声最低音 未記載
という結果でした。
みなさん少し考えてみて下さい。
できましたか?
答えは「キー ー8」です。
「♭」ボタン、もしくは「ー1」ボタンを8回押すと、
・地声最高音F4
・地声最低音F2
・裏声最高音A4
ここまで下がってくるので、問題無く安定して出せる音域に収まるようになります。
【キー調整不可能な場合】
鋭い方はもうお気付きかもしれませんが、カラオケの機械で調整できるのは基本的にキー+−7までです。
ー8は機械の設定上不可能です。
このような場合どうしたら良いかもお伝えします。
答えは
「キーを+4して、オクターブ下で歌う」です。
「ケセラセラ」をキーを+4すると
・地声最高音F5
・地声最低音F3
・裏声最高音A4
となるので、この1オクターブ下は先ほどキーを−8した時の
・地声最高音F4
・地声最低音F2
・裏声最高音A4
と同じになるのです。
少し複雑ですが、以上のような手順を踏んで自分に合ったキー設定をすることが、カラオケで高得点を取る上で最も大切な事前準備となるのです。
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「表現力」を高める様々な加点項目
自分に合ったキーを設定して音程正解率を上げられるようになったら、次に意識してほしいのが「表現力」です。
カラオケで90点以上の高得点を狙っていく場合、ただ音程バー通りに正確に歌うだけでは、どこかで点数が伸びにくくなってきます。
そこで重要になってくるのが、
「こぶし」
「しゃくり」
「ビブラート」
「フォール」
「ロングトーン」
「安定性」
「抑揚」
「リズム」
「アクセント」
「ハンマリング」
「聴感」
といった採点項目です。
それぞれどんな歌い方なのか、どのように使えば良いのかを順番に見ていきましょう。
こぶし
こぶしとは、歌っている音程を一瞬だけ上下させて、元の音程へ戻すテクニックです。
たとえばC4を伸ばしている途中で「C4→D4→C4」のように素早く動かします。
分かりやすいのが、石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」です。
「青森駅は雪のなか」の「な」のように、ひとつの母音の中で音程がクルッと動く歌い方を探して真似してみましょう。
練習では、まず「C4→D4→C4」を3つの音としてゆっくり歌います。
慣れてきたら3音の間隔を徐々に短くして、ひとつの母音の中で素早く音程を動かしてみてください。
しゃくり
しゃくりとは、歌いたい音より少し低いところから入り、目的の音程まで滑らかに持ち上げるテクニックです。
正解の音がC4なら、「B3〜C4」のように下からすくい上げてC4へ着地します。
AIさんの「Story」はしゃくりが分かりやすい曲なので、歌い出しやフレーズの頭に注目して聴いてみてください。
練習するときは「B3〜C4」とゆっくり音程を滑らせ、最後のC4をそのままキープします。
この「下から入る→正解の音程に着地する」という動きを、いろいろな音程で練習していきましょう。
ビブラート
ビブラートとは、ロングトーン中の音程を一定の周期で上下させるテクニックです。
C4を中心に歌う場合は、その周辺を「上→下→上→下」と規則的に往復させていきます。
LiSAさんの「炎」のようなバラードを聴くと、フレーズの最後で声が一定の周期で揺れている箇所を見つけやすいと思います。
練習では、最初に「あー」とまっすぐロングトーンを出します。
その声を安定して伸ばせるようになったら、音程をゆっくり上下させ、徐々に揺れるスピードを上げていきましょう。
フォール
フォールとは、出している音程から下方向へ滑らせながらフレーズを終えるテクニックです。
たとえばC4を伸ばしたあと、「C4〜B3〜A3」と音程を下げながら声を抜いていきます。
LiSAさんの「紅蓮華」のような楽曲でも、語尾の音程が下方向へ流れていく歌い方を聴くことができます。
練習では、C4を2秒ほど伸ばしたあと、最後の一瞬だけB3やA3まで滑らせてみましょう。
語尾にフォールを入れられるようになると、フレーズの終わり方にもかなり表情が出てきます。
ロングトーン
ロングトーンとは、ひとつの音程を長く安定して伸ばす技術です。
たとえばC4を5秒間伸ばす場合、その5秒間を通してC4をキープします。
音程だけでなく、音量や声質もできる限り一定に保つことがポイントです。
チューナーを見ながら「あー」と5秒程度伸ばし、最初から最後まで同じ音名が表示されることを目標に練習してみましょう。
安定性
安定性は、歌っている最中に声が細かく震えず、まっすぐ安定して発声できているかを見る項目です。
特に重要になるのが「息の出る量」です。
歌っている途中で息が急に強くなったり弱くなったりすると、それに合わせて声帯の振動も変化し、音程に細かい震えが出やすくなります。
たとえば音程バーの中心には入っているのに、実際に聴くと声が細かくフラフラしている場合ですね。
安定性を高めるには、フレーズごとに必要な量の息を吸い、歌っている間の息の流れをできるだけ一定に保つことが重要です。
自分の歌を録音して、「音程は合っているけど声がプルプルしている場所」がないか確認してみると、安定性の弱点を見つけやすくなります。
抑揚
抑揚とは、曲の中で声量に強弱をつけることです。
イメージとしては、
Aメロ:50%
Bメロ:70%
サビ:100%
くらいの差を作って歌います。
優里さんの「ドライフラワー」のように、静かな部分から大きく盛り上がっていく曲を聴くと、抑揚の感覚を掴みやすいと思います。
まずはAメロを小さめに歌い、サビに入った瞬間に声量を一段階上げるところから練習してみましょう。
カラオケで高得点を狙ううえでも、抑揚はかなり重要な項目です。
リズム
リズムでは、正しいタイミングで声を出せているかが重要になります。
音程が合っていても、原曲より少し早く歌い始めたり、歌い出しが毎回遅れたりすると得点にも影響します。
特に歌詞を覚えていない曲では、画面を確認してから歌い始めることでタイミングが遅れやすくなります。
原曲を何度も聴いて、伴奏を聴いた瞬間に自然と次の歌詞が出てくるくらいまで曲を覚えておくのがおすすめです。
アクセント
アクセントとは、特定の音の頭を少し強く発音して、歌にメリハリを作るテクニックです。
たとえば「ありがとう」という言葉でも、特定の音だけ少し強く発音すると、言葉に立体感が出てきます。
特にアップテンポな楽曲では、アクセントを入れることでリズム感も出しやすくなります。
ドラムが強く鳴っているタイミングなどに合わせて、歌声の頭も少し強く出してみると感覚を掴みやすいです。
ハンマリング
ハンマリングとは、ひとつの発音の中で低い音程を一度しっかり出してから、上の音程へ切り替えるテクニックです。
たとえばC4からD4へ上がる場合、「C4→D4」とC4を少し保持してからD4へ移動します。
しゃくりも低い音程から上がるテクニックですが、しゃくりでは低い音程を一瞬通過して、すぐ本来の音程へ向かいます。
ハンマリングでは低い音程にもある程度滞在するため、「低い音→高い音」という2つの音がはっきり聞こえるのが特徴です。
夏川りみさんの「涙そうそう」では、Aメロ冒頭の「古い」の「い」で、このハンマリングを確認できます。
まずは「あー・あー」とC4→D4を2音に分けて歌い、慣れてきたらひとつの「あー」の中で同じ動きを作ってみましょう。
聴感
最近の採点では、音程や歌唱テクニックに加えて、歌声全体の聴こえ方も評価されます。
そのため、こぶし・しゃくり・ビブラートなども、曲の流れに合わせて自然に使えることが重要です。
まず音程・リズム・安定性を整える。
その上で、原曲を聴きながらこぶし・しゃくり・ビブラート・フォールなどが使われている場所を探し、自分の歌にも取り入れていきます。
最終的には、それぞれのテクニックを考えながら入れなくても、曲に合わせて自然に使える状態を目指していきましょう。
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歌う前のウォームアップ
カラオケで高得点を狙うのであれば、歌い始める前に声帯のコンディションを整えておくことも大切です。
声帯の表面には「カバー層」と呼ばれる部分があり、声を出すときにはこの部分がプルプルと柔軟に振動しています。
このカバー層の水分が不足すると振動が悪くなり、「声が引っかかる」「高音が出しづらい」「声が籠もる」といった症状が出やすくなります。
歌う前は、まず水分を補給して、そのあとウォームアップ声帯を振動しやすい状態へ持っていきましょう。
歌う前に喉に良い食べ物、飲み物
歌う前に一番意識してほしいのは水分補給です。
声帯表面の「カバー層」を柔軟に振動させるためには、体内の水分量を保ち、粘膜を乾燥させないことが重要です。
このとき意識したいのが、一度に大量の水を飲むよりも「こまめに少しずつ飲む」ことです。
体内に蓄えられた水分は、そのままでも少しずつ声帯に行き渡りますが、「物を飲み込む動作」がより声帯表面の水分分泌を促してくれます。
そのため、カラオケに着いてから一気に水を飲むより、歌う少し前から一口ずつ細かく飲み、何度も嚥下する方が、声帯の潤いを保ちやすくなります。
飲み物は水や白湯などで十分です。
喉に乾燥感やイガイガ感がある日は、はちみつを入れた飲み物なども効果的です。
食事については、歌う直前にお腹いっぱいまで食べると、深く息を吸ったときにお腹周りが苦しくなりやすくなります。
カラオケ前に食べるのであれば、おにぎり・うどん・バナナなどを適量にして、歌っている最中に苦しくならない程度に抑えておきましょう。
また、辛いものやアルコールは喉の粘膜を刺激するので、極力避けてください。
喉の粘膜と声帯は物理的に離れているので関係ないと思われる方もいるかもしれませんが、同じ粘膜という組織で繋がっています。
粘膜の炎症はそのまま声帯の炎症に繋がると思っておく方が無難です。
筆者もそれで何度も声が枯れた経験があります。
ウォームアップメニュー
水分補給ができたら、次は実際に声帯を動かしていきます。
ウォームアップは、大きく分けると「身体をほぐす」「SOVTで声を出す」の2つを行います。
【身体をほぐす】
まずは首・肩・肋骨周りを軽くストレッチしてください。
特に首・肩は、呼吸が浅くなったり、無理な発声が続くと力みやすい箇所です。
歌う前にそこをストレッチしてリラックスさせておくことで、悪い発声フォームになってしまう要因を一つ取り除くことができます。
また、肋骨の周りをストレッチしておくことで、胸郭の運動範囲が広がり、横隔膜が動きやすくなります。
横隔膜は発声の要なので、歌う前に最大限動ける状態を作っておきましょう。
【SOVTで声を出す】
ストレッチの後に行ってほしいのが、リップロールやハミングなどの「SOVTトレーニング」です。
SOVTとは「Semi-Occluded Vocal Tract」の略で、日本語では「半閉鎖声道」と呼ばれます。
簡単にいうと、リップロールやハミング、ストロー発声のように、息の出口を少し狭くした状態で声を出すトレーニングのことです。
息の出口が狭くなると、吐いた息がそのまま外へ抜け切らず、口から声帯の間に空気圧として残ります。
その空気圧が声帯を上から押すような形に作用することで、声帯の振動を助けてくれるのです。
さらに、リップロールやハミングで実際に声帯を振動させることで、声帯表面のカバー層に水分の分泌を促す効果もあります。
つまりSOVTでは、「声帯表面を潤わせる」「声帯上下の空気圧バランスを整える」という2つを同時に行うことができるのです。
ここまでをまとめると、歌う前のウォームアップで達成しておきたいのは、
「身体の力みを取る」
「声帯表面を潤わせる」
「声帯上下の空気圧バランスを整える」
この3つです。
首や肩周りをほぐしたあと、リップロールやハミングなどで少しずつ声を出し、普段歌っている音域まで引っかかりなく発声できる状態まで整えていきましょう。
声がスムーズに出るようになり、地声・裏声ともに普段通り動かせるようになったら、ウォームアップ完了です。
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歌った後のアフターケア方法
歌った後のアフターケアで意識したいのは
「できるだけ声を出さない」
「こまめに水分補給をする」
「刺激物を取らない」
この3つです。
できるだけ声を出さない
何曲も歌ったあとの声帯は、それだけ長時間振動し続けた状態になっています。
特に高音を多く使った日や、長時間カラオケにいた日は声帯の消耗も激しいので、極力声を出さずに休ませることをオススメします。
筆者自身、声が枯れた際に耳鼻科を受診したことがありますが、そのときも医師から「とにかく声を出さないのが一番」と言われました。
カラオケが終わった後にそのまま居酒屋などへ行って大きな声で話し続けるのは、声帯からすればカラオケがそのまま延長されているのと同じです。
歌い終わったら、まずは発声量そのものを減らして、声帯を休ませる時間を作りましょう。
こまめに水分補給をする
長時間歌っていると、声帯は高速で振動しながら何度も衝突を繰り返します。
この振動や衝突によって声帯内部では水分の移動が起こり、長時間声を使ったあとは声帯の水分が失われやすい状態になります。
そのため、歌い終わったあともこまめに水分を補給して、声帯へ水分を供給できる状態を保っておくことが大切です。
先ほど解説した通り、一度に大量に飲むよりも、一口ずつ何度も飲み込んで粘膜の分泌を促していきましょう。
刺激物を取らない
長時間歌ったあとは、喉の粘膜や声帯にかなり負担がかかっています。
そこへ辛いものやアルコールなどの刺激を加えると、歌唱によって負担がかかった粘膜にさらにダメージが加わり、翌日の声枯れや喉の違和感に繋がりやすくなります。
先ほど解説した通り、喉の粘膜と声帯は同じ粘膜組織で繋がっているので、歌った後はできるだけ刺激を追加しないことが大切です。
特に長時間歌った日や、すでに少し声が掠れている日は、辛いものやアルコールを控えて、そのまま喉を休ませるようにしましょう。
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カラオケが上手い人の特徴3選
ここからは余談として
「カラオケが上手い人の特徴3選」と「声が低い人でも歌える曲3選」を続けてご紹介します。
筆者自身、ボイストレーナーとしてさまざまな方の歌を聴いてきましたが、歌が上手い人には大きく3つの共通点があります。
①音程とリズムが安定している
まず最も分かりやすいのが、音程とリズムが安定していることです。
歌が上手い人は、単純に正しい音程を出せるだけではなく、音程が上がったり下がったりしても声が大きく乱れません。
さらに、伴奏に対して歌が早くなったり遅くなったりすることも少なく、曲の流れの中に自然に声が収まっています。
いわば、歌を上手く聴かせるための「土台」がしっかりしている状態ですね。
②声に強弱がある
二つ目は、曲の中で声の強弱をしっかり使い分けていることです。
最初から最後まで同じ音量、同じ声質で歌ってしまうと、音程が合っていてもどうしても平坦に聴こえてしまいます。
歌が上手い人は、Aメロでは少し柔らかく歌い、Bメロから徐々にエネルギーを上げ、サビでしっかり声を出すなど、曲の展開に合わせて自然に声を変えています。
採点項目で言う「抑揚」に近い部分ですが、実際に人が聴いたときの上手さにもかなり大きく影響するポイントです。
③声に余裕がある
そして私がかなり重要だと感じているのが、歌っている声に「余裕」があることです。
高音を出すたびに苦しそうになったり、ロングトーンになるたびに声が震えたりすると、聴いている側にもその必死さが伝わります。
反対に歌が上手い人は、高い音や長い音でもある程度余裕を残したまま歌うことができます。
この余裕があるからこそ、ビブラートを入れたり、声量を変えたり、少しタイミングをずらしたりといった表現までできるようになるわけです。
音程やリズムを合わせるだけではなく、「声を自由に動かせる余裕があるか」。
ここまで来ると、かなり「歌が上手い人らしい歌」になってきます。
声が低い人でも歌える曲3選
最近の男性ボーカル曲は地声でC5付近まで使う曲も多く、「好きな曲を原曲キーで歌おうとすると、サビが高くて歌えない」という方も多いと思います。
先ほどはキー調整の方法をお伝えしましたが、キー調整をしなくても歌いやすい曲を3曲紹介します。
①Vaundy「踊り子」
まずおすすめしたいのが、Vaundyさんの「踊り子」です。
この曲の地声最高音はE4。今回紹介する3曲の中でも最も地声の最高音が低く、高音が苦手な男性でもかなり挑戦しやすい音域に収まっています。裏声の音域もG4と優しめです。
低い声をそのまま活かしやすい曲なので、「高い声を出そうとすると急に苦しくなる」という方には特におすすめです。
②SEKAI NO OWARI「Habit」
SEKAI NO OWARIの「Habit」も、実はかなり地声の最高音が低い曲です。
地声最高音はF4で、さらに曲中で裏声も使用しません。音域自体はC3〜F4に収まっているため、最近のJ-POPの中では比較的低い音域だけで最後まで歌える曲です。
その代わり、歌詞が細かく詰め込まれているので、高音よりもリズムと言葉をしっかり追えるかどうかがポイントになります。
「声は低いけれど、テンポのある曲を歌いたい」という方にはかなり選びやすい一曲です。
③桐谷健太「海の声」
低い声を活かしてゆったり歌いたい方には、桐谷健太さんの「海の声」もおすすめです。
音域はB2〜F4で、地声最高音はF4。裏声も使用されておらず、最初から最後まで地声だけで歌うことができます。最高音のF4が登場するのもラストサビの転調後だけで、転調前のサビはE4までに収まっています。
全体の音域そのものが低めなので、普段から「一般的な男性曲でもサビが高く感じる」という方にもかなり試しやすい曲です。
カラオケで高得点を目指すなら「カラオケ教室」へ!よくある質問
Q1. 原曲キーを下げて歌っても、カラオケで高得点を狙えますか?
はい。自分の声に合うキーで歌うことは、高得点を狙ううえで大切です。
原曲キーが高すぎたり低すぎたりすると、正しい音程が分かっていても、その高さに声を合わせられません。まずは自分が安定して出せる最高音と最低音を確認し、曲の音域がその範囲に収まるようにキーを調整してみてください。
Q2. 正しい音は分かるのに、歌うと音程バーから少しずれます。なぜですか?
正しい音程を聴き取れていても、声を狙った高さへ正確に動かせず、少しずれた音に着地することがあります。
この場合は、音程に合わせて声帯周りの筋肉を細かく動かすコントロールが追いついていない可能性があります。まずはキーが合っているかを確認し、ピアノで鳴らした音を声で再現する練習を重ねていきましょう。
Q3. 音程正解率は上がったのに、90点に届きません。次は何を練習すればいいですか?
音程がある程度安定したら、ビブラートや抑揚などの表現も意識してみてください。
まずはロングトーンを安定して伸ばせるようにする。そのうえで、フレーズの終わりにビブラートを入れたり、Aメロは柔らかく、サビでは声量を上げたりして、曲の展開に合わせて歌い方を変えていきましょう。
Q4. ビブラートやしゃくりは、たくさん入れた方が点数は上がりますか?
回数を増やすことより、曲の流れに合わせて自然に使うことを意識してみてください。
まずは音程・リズム・声の安定性を整えます。そのうえで原曲を聴き、ビブラートやしゃくりが使われている場所を探して、自分の歌にも取り入れていきましょう。
Q5. カラオケの1曲目だけ声が出にくく、点数が低くなります。歌う前に何をすればいいですか?
まずは歌う少し前から水や白湯を一口ずつ飲み、声帯表面が乾燥しないようにしましょう。乾燥すると、声が引っかかったり、高音が出しづらくなったりします。
そのあと、リップロールやハミングで少しずつ声を出します。これらは息の出口を狭くして発声する練習で、声帯の振動を助けながら、発声時の空気圧のバランスを整えられます。普段歌っている音域までスムーズに声が出るようになってから、採点したい曲を入れてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
カラオケの点数が伸び悩んでいる方は、まず自分に合うキーを探すところから試してみてください。
そこから音程や表現をひとつずつ整えて、昨日まで越えられなかった点数を越えていきましょう!
WACCA MUSIC SCHOOLでは、一人ひとりの声や採点結果に合わせて、点数アップのための練習方法をお伝えしています。
「自分はどこで点数を落としているんだろう?」と気になった方は、ぜひレッスンで一緒に確認してみてくださいね!
それでは!
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