こんにちは!
WACCA MUSIC SCHOOL講師の原田里奈です🌷
「もっと声をスムーズに出したい」「高音を楽に歌いたい」と思っている方におすすめなのが、リップロールです。
リップロールは、多くのプロのボーカリストが実践している発声トレーニングのひとつ。
正しく練習すれば、声のコントロール力が向上し、表現力の幅が広がるので、歌唱力アップにつながります。
私のレッスンでも、毎回最初にリップロールを行っています♪
今日の記事では、リップロールとハミングの効果や具体的な練習方法を詳しく解説します。
毎日のボイトレにぜひ取り入れてみてください!
◾️リップロールとは?その効果とメリット
リップロールとは?
リップロールとは、唇を震わせながら息を吐き、声を出す発声練習のこと。
「ブルルル…」という音を出しながら発声するのが特徴です。
喉に余計な力が入ったり、息の量が不安定だとリップロールは続きません。
そのため、リップロールを繰り返し練習することで
・適切な出力で声を出す
・息の量が安定する
という2点が向上していきます✨
それにより、下記の効果があります。
リップロールの効果
1.喉の力みを取り除く
喉に余計な力が入ると、声が詰まりやすくなります。
リップロールは、力まずに声を出す感覚をつかむのに最適です。
2.息の流れをスムーズにする
歌うときの息のコントロールが上手くなるため、安定した発声ができるようになります。
3.高音が出しやすくなる
リップロールを使うことで、声帯の過度な緊張が和らぎ、裏声やミックスボイスがスムーズにつながるようになります。
4.音程を安定させる
リップロールは音程の上下を滑らかにする効果があり、難しいフレーズも歌いやすくなります。
◾️リップロールの正しい練習方法
基本のリップロール練習
1. 唇を軽く閉じる(力を入れすぎない)
2. 息を吐いて「ブルルル…」と唇を震わせる
3. できるだけ一定の息の流れをキープする
ポイント!
唇が震えにくい場合は、唇の両端のやや下部分を、上に軽く押して”唇がムニっとする状態”を作るとやりやすくなります。
もし声が出しにくいと感じたら、最初は息だけでリップロールを練習しましょう。
唇が強烈に振動したり、金切り声のような発声になった場合は唇や喉に力が入りすぎています。
リップロールについて紹介しているYoutubeを参考にしたり、レッスンで先生に確認したりして、正しいコントロールか確認してみてください♪
◾️ 音階をつけたリップロール
1. まずは単音で、低めの地声の音域でリップロール
2. その後、裏声でリップロール
3. ド・ミ・ソ・ド(高いド)・ソ・ミ・ド の音階でリップロール
移調してさまざまな高さでこれを行う
ポイント!
高音が苦しいときは、喉を締めずに「軽く裏声に切り替える」感覚を意識します。
そのために音が上がるにつれて音量を小さくしていきましょう。
最初はとても小さい音量で大丈夫です。
◾️まとめ
リップロールは、歌唱力を向上させるための基本的な発声トレーニングのひとつです。
1.喉の力みを取り除く
2.息の流れをスムーズにする
3.高音が出しやすくなる
4.音程を安定させる
この4つのメリットを活かし、思い通りの声を出せるようになりましょう!
マンツーマンレッスンでは、生徒さん一人ひとりの声質や目標に合わせて、最適な発声練習を行っています。
リップロールも、この記事で紹介した音階以外のパターンを取り入れたり、それ以外にもさまざまな発声トレーニングの中からあなたの声に合った練習方法を選んでお伝えします。
自分に合ったトレーニングで効率よく歌唱力を伸ばしたい方は、ぜひ体験レッスンにお越しください♪
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