WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

お喋りの極意その1

どうもこんにちは!
WACCA MUSIC SCHOOL の山田圭吾です!

声優にしろ話し方にしろ、その根本にあるのは「お喋り」だと私は考えます。
滑舌よく喋る、通る声で喋る、印象よく喋る、表現豊かに喋る・・・などなど、色々な表現はありますが、皆さん目指す目標があり、日々努力していると思います。

お喋りの世界において、努力の仕方は人それぞれですし、こうじゃなきゃいけない!なんてのは絶対に無いと私は考えます。

なのでここから私が皆さんに伝えたい極意は「山田圭吾がなんだかんだで一番役に立った努力の仕方」です。

それは、
『「呼吸」「声帯」「表情筋」を鍛える事。そして、この3つがしっかり連動している事を意識する事』です。

今回はその1つ目、「呼吸」について皆さんに伝えたいと思います。

極意その1「呼吸」

要は「腹式呼吸」ですね。



・・・わかります!またそれかですね!自分でも思います!わかっとるわ!と。

けれど、ここは一つ基礎に立ち返ると思って読んで頂ければ幸いです。

まず第一に、
「しっかり腹式呼吸をして、一定の音圧で、一定の声量で喋る」は本当に大事な事だと思います。

ただその中で、

「喋りはじめは良い声で喋れるけど、息継ぎの後、どう喋って良いのかわからなくなる」 や

「そもそも息継ぎのタイミングがよくわからない」
などの疑問を持った方もいるのではないでしょうか。

腹式呼吸のトレーニングは何よりも大事なことの一つだと私も考えます。けれど問題なのは、「それをしっかりコントロールできているか」という点です。

最初にしっかり息を吸って喋り始めます。そして、ある程度喋ったらまた呼吸をしますよね。
その時、
・どれぐらいの呼吸量がいいのか?
・どれぐらいのスピードで、力で吸うのが良いのか?
・そもそも苦しくなってから吸うのが良いのか?
・なんなら最初にしっかり息を吸うべきなのか?
などと、ふと思った事はないでしょうか。

ふと疑問を投げかけられた時、それに自分なりにでも答えを出せない、問題はココなのです。

それら全ての疑問を自分の体と相談して解決し、自由自在に呼吸をコントロールするのがお喋りの極意の1つだと私は考えます。

正直に書いてしまうと、それらは人それぞれ、状況次第変わってきます。
・ナレーターのように一定で喋り続けるならば、そんなに深く呼吸をする必要性はない。
・次に喋る内容が力説する事柄であるならば、しっかり間を使ってゆっくり呼吸し、余裕を持って喋る。
・早口になってしまう1つの原因として呼吸が浅い事があるので、その場合はまずしっかりと呼吸のために止まる事を意識した方がいい。
などなど。

解決策は人の数だけあると思います。

じゃあどうすりゃいいの?

まず何より伝えたいのが、最初にも書きましたが、
『「呼吸」「声帯」「表情筋」を鍛える事。そして、この3つがしっかり連動している事を意識する事』です。

その中の一つ、「呼吸」においては自分の体と相談し、喋る内容と相談し、呼吸量、呼吸するタイミング、呼吸する時の強さ、などを判断し、普段、無意識的に行なっているモノを意識的に行い、コントロールする事だと私は考えます。

とまあ、色々書きましたが、しっかり腹式呼吸のトレーニングを行い、横隔膜の筋肉を鍛える事は何よりも重要なので、それは絶対にやった方がいいです!

私自身も日々精進している身ですし、これが絶対正解!なんて事は口が裂けても言えませんが、私の中ではこの事柄が「なんだかんだで一番役に立った努力の仕方」の1つです。

この文章が皆さんのなにかの気づきになれば、幸いです。

山田圭吾




東京のボイトレスクール「WACCA MUSIC SCHOOL」の無料体験レッスンはこちら!