こんにちは!
WACCA MUSIC SCHOOLの原田里奈です♪
前回のブログでは、早く上達するためのボイトレレッスンの受け方について書いてみました。
私の受け持ちの生徒さんからも、前回の記事を読んで「意識が変わった」と言う声をいただいています✨
ぜひ気になる方は読んでみてください🎵
そして今回は「早く上達するためのレッスンの受け方・原田編」として(笑)、私が個人的に生徒さんにお伝えしているポイントについて書いていきます。
先生全員に当てはまる内容ではないかもしれませんが、皆さんの先生と同じポイントや、異なるポイントがあるかどうか、ぜひ読んで比較してみてください☺️
1. 先生の顔色を伺わない
こちらは以前のブログに詳しく書きましたので、興味のある方は読んでみてください☺️
「先生に反抗してOK!」という意味ではないのですが(笑)、一番大切なのは先生から褒められることではなく、生徒さん自身の目標に向けて前進していくことですよね。
レッスンで何度失敗しても、そこから練習を重ねてオーディションに合格できれば生徒さんも先生も嬉しいわけです。
先生の指示が一度でうまくできなくても全く心配はいりません。
歌の上達を山登りに例えるのであれば、山頂に登ることは発表会などの本番やオーディション合格など、生徒さん自身の目標です。
先生は山登りのガイドであって、生徒さんをサポートする役割です。
そのため、日々のレッスンでは先生から何度指摘を受けても「劣等生だ…」と落ち込む必要はまったくありません。
多くの講師は、生徒さんの目標を一緒に叶えるガイドであるという気持ちでレッスンをしています☺️
ぜひ先生を目標達成のためのパートナーとして最大限に活用してください✨
2. 先生の質問に正直に答えちゃう
レッスンの中で
「さっきより声のボリュームが上がりましたが、実感はありますか?」
「今高音が上手に出ましたが、どんな感覚でしたか?」 などと私から質問することが多いです。
その際によくお伝えしているのですが、通販番組のように「ほんとだー!すごーい!!」というリアクションは必要ありません(笑)。
講師としては、正直な反応をいただいて、それを今後のレッスンに役立てたいという思いで質問しています。
例えば声のボリュームが上がったことに実感がない場合は、録音を聞き返すなどして客観的に効果を確認する方が、その後の練習のモチベーションに繋がります。
また、高音が出たときの感覚は本当に人それぞれです。
・お腹の支えがしっかり使えた感覚
・背筋が伸びた感覚
・前歯の裏に音がぶつかっている感覚
・普段より高音が疲れにくい感覚
このような感覚を言葉にして伝えてもらえると、講師も「次はその感覚を意識して」と具体的にフィードバックできるようになります。
分からないときは「分かりません!」でも大丈夫です。
今後のレッスンを充実させるためには、素直な感想を答えていただくのが1番効果的です☺️
3. 先生に理想のイメージを積極的にシェアする
例えば「Let it go」をレッスンで練習するとします。
このとき、生徒さんがどんな完成形をイメージしているかがとても重要です。
・松たか子さん
・May J.さん
・劇団四季さん
それぞれでカラーが異なるので、ゴールをどこに設定するかを先生と一致させておく必要があります。
例えば劇団四季さんのイメージであれば、日本語はハッキリ伝えて、多少アクセントはつけるにしても“音を捨てる”ような表現はしない場合が多いです。
逆にMay J.さんであれば、少し英語っぽく聞こえるようなオシャレな発音を目指しつつ、さらにリズム感を強く出すために母音をはっきり言わないこともOK、みたいな練習をしていきます。
この方向性がズレてしまうと「理想と違う…」と感じてしまう原因になります。
「こうなりたい!」と完成形のイメージがあれば、ぜひ最初にお聞かせください✨
最初は「どんなふうに仕上げたい?」と聞かれても困ってしまう方が多いので、特に希望がない場合は講師の判断で方向性を決めて導く場合が多いですが、レッスン中に「なんか先生と目指す方向が違うかも…」と思ったら遠慮なくご自身の希望を伝えてくださいね✨
その他にも、「高音を磨きたい」「一曲を通してドラマティックに仕上げたい」「早いテンポの曲に慣れたい」など、同じ曲を練習する中でも重視したいポイントが人それぞれあると思います。
これらの細かなニュアンスについても、先にお伝えいただけると生徒さんが磨きたい部分にフォーカスしてレッスンを進めていけるので、理想に近づく速度が格段に上がります!
ぜひ、先生からのアドバイスを受け止めるだけでなく、何か希望がある場合は生徒さんからも遠慮なく発信してみてください✨
まとめ
ボイトレで早く上達するためには
1. 先生の顔色を伺わない
2. 先生からの質問には正直に答えちゃう
3. 先生に理想のイメージを積極的にシェアする
この3つがとても大切です。
ボイストレーニングは、先生に褒められるためのものではなく、自分の理想の歌声や目標を叶えるために行うものです。
受け身にならず、先生と二人三脚で進む姿勢を持つことで、結果的に上達のスピードは大きく変わります。
ぜひ目標を叶えるお手伝いをさせてください☺️
今回ご紹介した内容は、プロを目指す方だけでなく、趣味で歌を楽しみたい方にも役立つ考え方です。
「ボイトレで早く上達したい」「自分の声にもっと自信を持ちたい」と思っている方は、ぜひ今日から意識してみてください。
WACCA MUSIC SCHOOLでは、生徒さん一人ひとりの目標に合わせたレッスンを行っています。
体験レッスンも受付中ですので、気になる方はお気軽にお問い合わせください🎵