WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

歌と身体

こんにちは!
WACCA MUSIC SCHOOLの児玉です。

初回からゴリゴリお話して行きます。

やっぱり身体を使うんだから、<どう身体を使うか>は必要な観点ですよね。
まずはわかりやすいところから始めてみましょー。

姿勢

歌を歌う時には、姿勢がめちゃくちゃ大事です!
正しい姿勢で歌えると身体に余分な力がかかりません。
特に注意してほしいのは”骨盤の向き”と”肩から首にかけて”の姿勢です。
この頃よく聞く巻き肩やストレートネックは歌の敵!
歌に必要な力を省エネで強く出すにはやはり姿勢は欠かせません。

日本人は欧米人に比べて巻き肩になりやすい身体構造をしているとも言われています。
そのため完全に海外の方のようなシルエットにするとそれはそれで巻き肩とは反対方向に余分な力が入ることになります。
重要なのは、自分にとって正しい骨の位置を知ること。
どこに骨を置いておけば、余分な力を使わずに歌えるのか、日々研究していきましょう。

声に関係する部位として1番に想像するのが首や喉だと思います。
なので、首の使い方には気を使います。
例えば首が前に出過ぎたストレートネックだと、本来使わなくていいはずの胸や背中の筋肉まで総動員し、身体の10%の重さがある頭を支えないといけなくなります。
とても燃費が悪いです。
逆に顎を引きすぎると首そのものに力が入りやすく、声を出すのも一苦労です。
普段から3個先の信号機を眺めるくらいのつもりでいると、このどちらにもなりにくいですよ。

今まで説明した首・肩も大事でしたが、私は骨盤が1番重要だと思います。
身体のど真ん中にある1番大きな関節で、上半身・下半身ともに関係のある部位です。
普段通りに立ち、横から鏡を見ると明らかなのですが、お腹や内腿に筋肉がない方、O脚の方々は必ずと言っていいほど骨盤が前傾しています。
逆に足が外に開いていたり、巻き肩の方は後傾している確率が高いです。
すると踏ん張りが弱くなり声に安定感がなくなります。
安定して声を出すにはお腹周辺の筋肉で、呼吸を安定させないといけません。
骨盤の位置は横から見てまっすぐ立つように意識しましょう。

ストレッチ

この3点を改善するのに一番手っ取り早いのがストレッチをすること。
普段自分がよく使う筋肉は?
関節は解剖学的にどこまで動くんだろう?
腱ってどことどこを繋いでいるのかな?
など考えをしっかり巡らせながら、自分の身体とお話していきましょう。

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