こんにちは!
WACCA MUSIC SCHOOL、DECO MUSIC SCHOOL講師の原田里奈です🌷
日々レッスンを行う中で、7~8年前に演技の先生から頂いた言葉が改めて身に染みるようになりました。
歌や芝居の上達、それだけでなく趣味や仕事全ての出来事に役立ちそうなので、皆さんにシェアできたらと思います♪
先生の言葉「芝居に恋する」
「芝居を頑張って勉強しようと思ってるようでは上手くなりません」
演技論の初回授業でこう言われました。
…え。いまから芝居を頑張って勉強しようと思ってたんですけどそれってダメなの…?
生徒全員が動揺したあとに先生はこう続けました。
「良い芝居をする人は、芝居のための努力を努力だと思っていません。好きでついついやっちゃう。恋と一緒です。試験勉強しなきゃと思っても好きな人のことを考えてしまう、夜にもう寝なきゃと思っても好きな人のことを考えてしまう。それと同じように芝居のことをつい考えちゃう、芝居に恋してる人がどんどん上手くなっていくんです」
…なるほど〜。
そのときの感想としては、正直分かるような、分からないような、でした。
それが7~8年経って、レッスンを多数受け持つ中で改めて身に染みるようになってきたんです。
例えば演技のレッスンで、急成長した生徒さんに話を聞くと「カフェでちょうどこの役みたいな人がいたのでモノマネのつもりでやってみました」と仰っていたり。
ボーカルのレッスンで「良くなってる!お家でも練習しました?」と聞くと「時間がなくてちゃんと練習はできてないんですけど、ドライヤー中と車通勤の時間はずっと発声練習してます(笑)」と仰っていたり。
レッスンを受ける時間だけでなく日常生活すべてを歌や芝居のヒントにしていると、材料がたくさん集まっている状態になるのでレッスンでの上達がとっても早いなと思います。
「歌に恋する」まずはモノマネから
「歌に恋する」「芝居に恋する」が大事なのは分かったけど、具体的にどうすればいいの…?という方へ。
様々な方法がありますが、まずはモノマネから始めてみてください♪
歌に役立てたいなら、まずは好きな歌手のモノマネ。その歌手のモノマネをしながら別の曲を歌ってみる。
そして今度は、自分とは全然違うタイプの歌手をモノマネしてみる…。
そうしていくと、好みの声質を作るときにどんな筋肉を使っているのか。
好みの歌い方をするときはどんな強弱の付け方なのか、細かく捉えて自分の引き出しを増やすことができます。
お芝居に関してもそうです。
好きなシーンのセリフをモノマネしてみる。動きも真似してみる。
その役が全然違う作品のセリフを言ったらどうなるかな〜と試してみる…。
さらには、日常生活の中でもいろんな人を真似してみましょう。
自分と話すときのお母さん、よその人と電話をするお母さん。
きゃぴきゃぴ話すJK、お菓子を買って欲しい子供、電車の遅延に怒っている人などなど…。
感情や個性が人それぞれたくさんあって、モノマネしていくと自分の中にたくさんの感情や個性の引き出しを作ることができます。
恋すると情報が蓄積される
歌に恋したり、芝居に恋すると、日常生活でも歌や芝居に役立ちそうなことがすぐ目について、情報がどんどん蓄積されていきます。
日々たくさんの情報を自分の引き出しに蓄積していくと、レッスンで「こうしてみて」と言われたときの対応力がどんどん上がって、上達が早くなっていくんです♪
ぜひみなさんも歌に恋して、芝居に恋して日常を過ごしてみてくださいね💓
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