DECO MUSIC SCHOOL、WACCA MUSIC SCHOOL講師の原田里奈です🌷
今日は、最近レッスンでいろんな生徒さんにお伝えしている”らせん階段”についてブログでも書いてみます。
どんな先生のレッスンでも応用できることだと思うので、ぜひ読んでいってくださいね〜♪
歌が上手になる螺旋階段
まずは前提から説明させていただきますね。レッスンでは、正確に音程を取るなど「基礎力」を意識するときと、強弱や音色の使い方、感情など「表現力」を意識する時があると思います。
そして時には「表現力を意識したら音程が不正確になっちゃった!」「正確な音程を意識したら棒読みみたいな歌になっちゃった!」というように、どちらかを意識するともう一方が疎かになりがちですよね…(TT)
これでモヤモヤ焦りを感じている生徒さんにお話しするのが”らせん階段”です。
基礎力と表現力
さて、こちらの図をご覧ください。左に基礎力、右に表現力。
そしてその二つを行き来するかたちで、矢印が螺旋状に伸びていきます。
みなさんが歌を上達させるときにはこのらせんルートを通っています!
まずは基礎力をしっかり固める
↓
次に表現力を磨く
↓
表現力に重きを置くと、基礎がちょっと疎かになるので改めて基礎を見直す
↓
基礎に寄りすぎると平坦な歌になるので、また表現を見直す
↓
また基礎を見直す
↓
また表現を見直す
↓
エンドレス……
という状態です。
こうして高みを目指していくわけです!!
なぜらせん階段の話をするのか
考えてみれば当たり前のような気がしますが、なぜこの話を大勢の方にするかというと…「表現力を意識したら音程が不正確になっちゃった!」
「正確な音程を意識したら棒読みみたいな歌になっちゃった!」
この段階を通っているときに、本人としては進歩している感覚が薄くて、どうしても同じところを行ったり来たりしている感覚になりやすいです。
一旦は音程を正確に歌えるようになったのに、また音程を指摘されるようになったら、なんだか後戻りしているような気分ですよね…
ここで先生のアドバイスを聞いて凹んだり、焦ってモヤモヤして練習のモチベーションが下がってしまう…というのがあるあるなんです(TT)
でもご安心ください。
先ほどの図のように、基礎力、表現力を通って、次にまた基礎力に戻ってきたときには、最初よりもレベルの高い状態で試行錯誤できています!
ずっと低空飛行で行き来しているわけではなく、ちゃんと上昇しながら行き来しているんです!!
そしてその段階は、上達するルートの中で必ず必要な段階です。
講師としては、凹むよりも達成感を感じていいんだよ〜〜!!とお伝えしたいです♪
まとめ
ですので、ぜひ焦らず基礎と表現を何回でも追求してきましょう。焦ったときにはぜひ「あ〜、らせん登ってるわ〜〜」と自分の進歩を感じてみてください♪
みなさんが安心してレッスンに励めますように!
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