WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

歌が上手い=いい歌とは限らない ──ボイストレーニングで見えてくる本当の歌の魅力とは?

こんにちは!

WACCA MUSIC SCHOOL講師のツジノダイキです!

今回は「上手い歌」と「いい歌」について書いてみようと思います。

まずは「上手い歌」ってなんでしょう?

「音程が正確」「高音がきれいに出る」「声量がある」

こうした要素を持っていると、一般的には「歌が上手い」と言われます。

でも実際には、歌が上手いのに「なぜか心に残らない」と感じる歌もありますよね。

一方で、技術的には完璧じゃなくても、なぜか何度も聴きたくなる歌がある。

この違いはどこから生まれるのか?

そこには、ボイストレーニングの本当の役割が関係しています。

「上手い歌」と「いい歌」は同じではない

まず整理しておきたいのが、「歌が上手い」と「いい歌」は別物だということです。

歌が上手いという評価は、音程・リズム・発声など、技術的な部分が中心になります。

一方で「いい歌」と感じるかどうかは、

・感情が伝わるか
・歌詞が自然に入ってくるか
・その人らしさを感じるか

といった、もっと感覚的な要素が大きく影響します。

多少音程がズレていても、気持ちがしっかり伝わる歌の方が、心に残ることはよくあります。

技術ばかりを追いすぎると歌はつまらなくなる

ボイストレーニングを始める人の多くは、

「もっと上手くなりたい」「高音を出せるようになりたい」

という目的を持っています。

これはとても自然なことですし、技術を習得するのはとても重要です。

ただ、

・音程を外さないことばかり気にする
・正解の歌い方に縛られる
・失敗しないように歌う

こうした意識が強くなりすぎると、歌は少しずつ無難になっていきます。

結果として、「上手いけど面白くない歌」になってしまうことも少なくありません。

本来のボイストレーニングは表現のためにある

本来、ボイストレーニングの目的は「歌を上手く見せること」ではありません。

正しい発声や呼吸を身につけることで、表現の邪魔になるクセを減らすことが目的です。

喉に力が入っていると、感情を込めたくても声が硬くなります。

息がうまく使えていないと、フレーズの途中で気持ちが途切れてしまいます。

ボイストレーニングで、

・無理のない発声
・安定した呼吸
・声のコントロール

ができるようになると、歌うこと自体が楽になり、表現に意識を向けられるようになります。

「どう歌うか」より「何を伝えたいか」

いい歌を歌うために大切なのは、テクニック以前に「何を伝えたいか」です。

歌詞をどう解釈するか、どんな感情で歌うのか。

そこがはっきりすると、多少荒削りでも伝わる歌になります。

歌の背景にその人の人生、価値観、大切にしているものが見えるかどうか?

僕はそれを勝手に「血で歌う」と表現しています(笑)

ボイストレーニングは、その想いを声に乗せるための土台です。

技術があるから表現できるのではなく、表現したいものがあるから技術が活きる!!

と僕は思っています!

歌が上手いだけで終わりたくない!

もしあなたが、

「歌は評価されるけど、心に届いているかはわからない、、、」
「日々練習をしているのになぜか気持ちが乗らない、、、」
「もっと自分らしい歌を歌いたい、、、」

と感じているなら、ボイストレーニングの考え方を少し変えてみてもいいかもしれません。

歌が上手いことと、いい歌を歌うことはイコールではありません。

ボイストレーニングは、その違いに気づいた人にこそ、大きな力を発揮します!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

皆さんも心から音楽を楽しんでくださいね!!

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