WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

令和のシンガーはSNSでどう発掘されている?

こんにちは!

WACCA MUSIC SCHOOLのayachiです🪷

🟣時代によって違う、シンガーの発掘方法

「最近活躍しているシンガーって、どこから出てきたんだろう?」

そう思ったことはありませんか?

昭和の時代はテレビのオーディション番組や歌番組からスターが生まれ、平成はカラオケ文化や大規模オーディションが盛んでした。

そして令和のシンガーたちは――スマホの画面から登場しています。

今の時代、シンガーが発掘される場所はSNS。YouTubeやTikTok、Instagram、配信アプリから火がつき、プロの舞台に上がっていくのが令和のスタンダードです。

🟣YouTube発:じっくり聴かせるシンガーたち

YouTubeは「カバー動画の宝庫」

例えば 優里 さんは「かくれんぼ」で注目される前から、YouTubeでの弾き語り投稿でファンを集めていました。

また Aimer さんはデビュー前にボーカルとして参加した楽曲がYouTubeで広まり、その歌声が多くの人の耳に届いたのがきっかけでした。

💡 学びポイント

・フル尺で歌える安定感
・音質や映像を工夫して「耳と目に届く作品」にする

🟣TikTok発:ワンフレーズでバズる時代

TikTokでは「切り取り力」が勝負。

yama「春を告げる」 や 幾田りら「Answer」 は、サビのワンフレーズが多くの人にシェアされ、一気に広がっていきました。

また Vaundy さんは、自作曲をセルフプロデュースしてTikTokに投稿し、数百万再生を突破。

その勢いのままメジャーデビューを果たしました。

💡 学びポイント
・15〜30秒の中で“声の魅力”を出す工夫
・クセのあるフレーズ、印象的な一行を磨く練習が効果的

🟣Instagram発:世界観を届ける場所

Instagramのリールでは、弾き語りや短いカバーで“世界観”を表現するシンガーが増えています。

例えば 崎山蒼志 さんは独特の歌詞世界と声をSNSで発信し、そこからテレビ・フェスへと広がっていきました。

またシンガーソングライター系の人たちは「日常の一コマ+歌声」という見せ方でファンを引き寄せています。

💡 学びポイント
・見た目や表情も含めて「声をどう届けるか」を意識する
・ただ歌うだけでなく“歌と生活”をリンクさせる工夫

🟣配信アプリ発:ファンとの距離感から生まれるスター

SHOWROOMや17LIVEでは「生配信」で歌声を届けられるのが強み。

オーディション系イベントから事務所に所属する人も多く、ファンコミュニティを作りながら成長するシンガーが増えています。

中には、配信で歌っていた楽曲が話題になり、そのまま配信リリース → Spotifyチャート入りするケースも。

💡 学びポイント
・安定した歌唱力を“毎回の生歌”で出せるようにする
・ファンとの交流を通じて、自分の個性や曲への共感を育てる

🟣SNSからスターになる流れ

令和の定番ルートはこんな感じです。

1. カバー曲をSNSに投稿
2. オリジナル曲を1曲公開
3. ショート動画でバズる
4. レーベルや事務所から声がかかる

実際、大手レコード会社は「SNSチェック部隊」を持っていて、毎日新しい歌い手を探しています。

オーディションを受けに行かなくても、自宅からスターへの道が開ける時代なんです。

🟣まとめ

昭和はテレビ、平成はカラオケやオーディション。

そして令和はSNS。

今のシンガーは、スマホから発信した歌声で世界へ羽ばたいています。

歌を学んでいる人にとっても、SNSの流行を知ることは「どんな声が求められているか」を知る大きなヒントになります。

これからは“練習の成果を発表する場所”としてSNSを活用していくのも、シンガーの成長につながっていくでしょう。

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