WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

歌に感情を込める方法

こんにちは!

WACCA MUSIC SCHOOL の日越真捺(ひごしまな)です。

主にボーカルコース、ミュージカルコース、プロミュージカルコースを担当致します。

今回のブログでは〝感情の込めかた〟についてお話ししていこうとおもいます!

(トップの写真は、7月のバースデーライブのお写真です!)

心に響かない歌

「音程もリズムも合っているし、声も出ているのに、何を歌っても一緒。聞いている人の心に響かない…」そんなもどかしさを感じた事はありませんか?

歌はそれだけで人の心を動かす力がありますが、ただメロディーに乗せて音をだしたり、技術だけで歌ってしまうと、どれだけ上手に歌えても聴き手には〝音〟としか伝わりません。

少し残酷ですが、「はい。上手かったね!」で終わってしまうのです。

もちろん、歌唱力を磨くことは大事です。

音程が不安定だったり声が出なかったりすれば、伝えたいものも伝わりません。

けれど、技術だけでは心を動かすことはできません。

大切なのは、その曲を通して〝何を伝えたいか〟が明確であること。

たとえ多少声が裏返ったとしても、その瞬間の感情がリアルなら、客席はむしろ心を揺さぶられます。

逆に、完璧な音程でも無表情で淡々としていたら、心には残りません。

歌は、心を動かす力を持っているとお話ししましたが、その力は歌い手が心を込めた時に初めて最大限に発揮されるものだと、私は思います。

歌に命を吹き込む3選

それではどのようにして、トレーニングすればいいのでしょうか?

①言葉の指す事柄を明確にする

歌詞の中によく〝あなた〟〝ここで〟などが登場しますよね。

その〝あなた〟はどんな人なのか?〝ここで〟はどこなのか?

丁寧に分析してみましょう。

②歌詞を書き出してみる

ミュージカルの歌はセリフの延長線なので、歌詞を書き出し歌詞の裏の感情まで考えてみましょう。

私は今現在も蛍光ペンで、色分けして感情を整理したりしてます。

③書き出した歌詞をセリフにして読む

意外と難しいこの作業。

歌詞をしっかりと自分に落とし込みましょう。

↑実際の私のノートです

まとめ

歌を通して“何を感じてもらいたいのか”、それを自分の中で明確にしたとき、声はもっと自由に、もっと力強く響きます!

皆さんには、人の心に響く歌を歌って欲しいなと思います!

それではレッスンでお会いできるのを楽しみにしています!

日越真捺

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