こんにちは!
WACCA MUSIC SCHOOL の日越真捺(ひごしまな)です。
主にボーカルコース、ミュージカルコース、プロミュージカルコースを担当致します。
本日は〝ミュージカルとポップスの歌い方の違い〟についてお話ししていきます!
(トップの写真は、DECO MUSIC SCHOOL の千葉晃樹先生です!)
【ミュージカルとポップス】
以前、ポップスを勉強中の生徒さんから「この曲をミュージカルの発声で歌ったらどうなるんですか?」と言われた事があります。
なかなか面白い質問ですよね。
まずミュージカルとポップスでは、発声の仕方も違いますが、そもそも歌う目的が違います。
ミュージカルは、物語を進めたり登場人物の感情を、観客に伝えるための手段。
ポップスは、アーティスト自身の感情や個性を、自由に表現する手段。
【ミュージカルの歌い方】
目的が明確になった所で、次はミュージカルの歌い方を詳しく見ていきましょう。
発声:セリフの延長線のような発声。
大劇場でも届くように、響きのあるクリアな声が求められます。
表現:キャラクターになりきって演じながら歌い、感情の高まりで自然に歌に入るのが特徴。
技術:ミックスボイスやベルティングなど、演技と一体化した発声が必要。
⇧私が、演技のお稽古している所です…笑
【ポップスの歌い方】
同様に、ポップスの歌い方を詳しく見ていきましょう。
発声:マイクを前提とした様細な声。
ウイスパーポイスやファルセットなども多用されます。
表現:自分の世界観を届けるスタイル。
即興性やビブラート、フェイクなど自由度が高い。
技術:音程よりも「どう感情を伝えるか」が重視され、多少のズレも“味”として評価されます。
【まとめ】
ミュージカルは「演じるように歌う」、ポップスは「自分として歌う」というのが大きな違いですね。
どちらの発声の方が良い、悪いは勿論ありません!
ミュージカル俳優がポップスを歌うこともあるし、ポップ歌手が舞台に出ることもあります。
両方学ぶことで、表現の幅がぐんと広がります!
実際に同じフレーズをミュージカル風とポップス風で歌い分けて、どちらのスタイルが自分に合っているか診断してみるのも、面白いかも!
それでは、レッスンでお会いしましょう!!
日越真捺