WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

歌っている時のピッチを安定させる3つのコツ

こんにちはWACCA MUSIC SCHOOL

ヴォーカル講師の児玉です。

春も深まって暖かくなってきましたね〜

みなさん体調は崩されていませんか?

私は花粉症でこの春ずっと鼻がムズムズ…目がシパシパ…

と言う感じでしたが、去年よりももっと楽しく

過ごしています。

ではでは本題へ〜

ピッチと緊張

歌っていてピッチが安定しないという方、多いのではないでしょうか

緊張しちゃって歌ってる時の記憶もないわなんてことも…

そんなみなさんに今日はピッチを安定させるコツをお話しいたします。

ピッチを安定させるコツ①「笑顔」

まずは顔です。

声の出口は口、口がついているのは顔ですよね。

顔の筋肉は最終的なピッチに非常に影響します。

緊張して顔が強張った状態で歌うと、声まで固くなってしまいます。

だから音楽教室でよく「笑って〜」と言われるんです。

というと「笑ってもうまくいかないじゃん!!」というお声が聞こえてきそうですね。

そんな方に聞きたい!本当に笑顔ですか?

笑い方にも方法があります。

しっかり分析して行きましょう。

まずは自分なりの方法で笑ってみてください。

それから鏡で表情を確認してください。

口の端の部分を真横に引っ張っていませんか?

そのまま口を開いても口の中の空間は平たく、天井が低いと思います。

じゃあ次、不自然でもいいので口を横に引っ張ったまま前歯を見せてください。

何なら歯茎を見せてください。

そのまま口を開けてください。

そうすると、上顎も少し引き上がるのがわかりますか?

上顎が引き上がった状態=口の中の空間が広い状態なので

よく響きクリアな声になりやすいです。

また表情に引っ張られて、声も明るい印象の声になり、安定してジャストピッチで歌い続けられます。

これもまた練習なので、鏡を見ながら笑顔をキープする訓練をしてみてください。

ピッチを安定させるコツ②「程よい緊張」

やっぱり歌うときは緊張しますよね。

でもそれでいいんです。

過度な緊張は筋肉を硬直させてしまうのでピッチが下がり、よくないのですが、

過度でなければ、集中力を継続させるのにいい材料になります。

なので緊張状態では普段以上に「思ったことが現実になる」と思ったほうがいいです。

失敗するイメージに頭を支配されていれば”失敗”に集中してしまうので、絶対失敗します。

当然その逆も起き得ます。

成功するイメージで頭をいっぱいにしていれば、程よい緊張状態により成功します。

ピッチを安定させるコツ③「心拍」

人は緊張状態を計る時、心拍数を用いてはかります。

程よい緊張状態を保つために、これを利用します。

実際に心臓に手を当てて自分の心拍数を測ってみてください。

呼吸などで調節しながら、心拍数を70〜80に落とします。

そして可能であれば自分が歌う曲に心音が重なるように調節しなおします(BPM120とかは合わせちゃうと頻脈状態になるのでよくないかも)

すると内臓まで一緒に歌ってくれるとかいう最強状態になります。

まとめ

つまり、精神的に緊張していると身体や顔も強張り

そのせいで声も固くなってしまってピッチが下がってしまうということです。

しかし、緊張を”敵”だと思わず「緊張して当たり前だよね」と受け入れる姿勢が大切です。

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