WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

響く声を出すには?“声帯閉鎖”で変わるあなたの歌声

こんにちは!

WACCA MUSIC SCHOOL 講師のチカです!

ボーカル、プロボーカル、洋楽、英会話、ミュージカル歌唱等のクラスを担当しています!

これまで「呼吸」についてご紹介してきましたが、今回はその呼吸を“しっかり響く声”につなげるためにとっても大事な、「声帯閉鎖」についてお話しします!

「地声が弱い気がする…」

「高音がスカスカする…」

「歌っていても声が届かない…」

そんな悩みがある方、実は声帯閉鎖のコントロールがカギかもしれません!

【声帯閉鎖ってなに?】響く声の正体

声帯閉鎖とは、声帯同士がしっかり寄って「閉じる」こと。

この動きがあることで、息のエネルギーが“音”としてしっかり変換されます。

声帯がきちんと閉じることで:

  • ・声が太くなる
  • ・音程が安定する
  • ・息のムダが減る

など、歌声に必要なパワーと安定感が生まれます。

逆に閉鎖が弱いと、

  • ・息っぽくて細い声
  • ・声が裏返る
  • ・高音が出しづらい

などの悩みが出やすくなります。

【閉鎖が強すぎてもダメ?】バランスの大切さ

声帯を閉じようとするあまり、力んでしまうと逆効果!

  • ・声が詰まる
  • ・音域が狭くなる
  • ・声がすぐ疲れる

声帯の更に内側にある靭帯同士が閉鎖することを声門閉鎖と言いますが、これがギチギチに閉まると、重いものを持ち上げたときに「ンッ」と息が止まる感じの状態、つまり息まで止めてしまうことになります。

これは極端な例ですが、大切なのは、「適度な声帯閉鎖」ということです。

無理なく、自然に声帯が寄り合うバランスを目指します。

「しっかり閉じる」けど「柔軟に動く」

このバランスが歌声にはとても大切です!

【声帯閉鎖を鍛える!】おすすめトレーニング3選

◆ エッジボイス(ボーカルフライ)

「ア゛〜〜」というような、低くてザラついた音を出す練習。

「呪怨」でずっと流れてる声です笑

これは声帯が弛緩した状態且つギリギリまで閉じたときに出せる音なので、閉鎖の感覚を知るのに最適です。

やり方:

リラックスした状態で、低い声で「ア゛〜」と鳴らしてみましょう。

喉の奥で“こすれるような音”が鳴ればOK。

◆ ストロー発声(SOVT)

細いストローを使って「フーー」と息を吐きながら声を出す練習。

声帯閉鎖と息のバランスを整えるのに効果的です。

ポイント:

ストローから息が軽く出ていくように、声もリラックスさせて響かせましょう。

◆ ハミング(ん〜〜)

口を閉じて鼻に響かせる「ん〜」という発声。

自然な声帯閉鎖と共鳴が起こりやすく、初心者にも安心です。

どれもやりすぎたり間違ったやり方で練習すると喉を痛めますので、違和感を感じたら一旦中止しましょう。

【声が変わると、自分も変わる!】

声帯閉鎖を身につけることで、

  • ・声が前に出る
  • ・音程が安定する
  • ・表現力が増す

つまり、「歌いやすい声」にどんどん近づきます!

自分の声の変化を感じると、歌うことがもっと楽しくなりますよ!

WACCA MUSIC SCHOOLでは、あなたに合わせたトレーニングを提案しています。

「私の声ってこうだったんだ!」を、ぜひ体験レッスンで味わってみてください!

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