WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

歌の息継ぎ(ブレス)に気をつけていますか?

みなさんこんにちは!wacca講師の楓華です!

主にミュージカルのボイトレコースを担当しています。

3月は少しずつ暖かくなって春の気温になるのでしょうか。

花粉症も心配な季節ですが、気持ちはポカポカ過ごしたいですね!

ブレスのタイミング

さて今日は「ブレス」について書いていこうと思います。

腹式呼吸での息の取り方もすごく重要なのですが、今回は歌の中でのブレスを中心に書いていきます。

なんとなく歌っていても必ずブレスをとるタイミングがあると思います。

ブレスを気をつけることで歌がまたいい方向に変わってくるかも知れないので読んでいってくださいね!

まずブレスをとる場所を決めるということが大事になります。

元々楽譜にブレスのタイミング書いてあるものもありますが、そうではない場合どこで吸うかというのを計画していく必要があります。

特にミュージカルの場合、歌詞が伝わりにくくならないようにフレーズの終わりまでブレスをあえてとらないなど、特別な指示がある場合があります。

ブレスをとる「V」のマークをつけた場所まで息を続かせるために息のコントロールも大切ですね!

ブレスの方法

次に息を鼻から吸うか、口から吸うか方法を使い分けるというのも意識できるといいです。

鼻から吸う場合は、テンポが早い曲など息を吸うタイミングが短い時に効果的です。

また鼻から吸うと、お腹が膨らみやすいので腹式呼吸が習慣がされていない方はこちらをまずは練習してみて下さい。

逆に口で吸うのばどんな時に効果的かというと、たくさんの空気を体に取り込みたい時です。

例えばロングトーン前など、たくさんの息の量が必要なときです。

ただし、口からのブレスは鼻からより時間がかかるのでしっかり息を取れるタイミングがある時にしましょう。

鼻から吸うか口から吸うかも計画してから歌うと、より再現性の高い歌になると思うのでやってみましょう!

最後に

最後に、これは呼吸のトレーニングでもいつもやっているのですが「息をしっかり吐き切ってから吸う」ということです。

しっかり吐ききったあと力を抜くことで自然と空気が入ってきますし、たくさん息が取りこめるようになります。

このようにブレス一つでもこだわるポイントがたくさんあるので、自分の課題曲ができたらぜひ考えてみてください!

また口から吸うか、鼻から吸うかなどすぐには反応できないかと思いますので、まずはゆっくりなテンポでどのタイミングでブレスをとるか確認してから、元の早さにして練習してみましょうね♪

少しでも歌上達のヒントになると嬉しいです!

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