こんにちは😀
WACCA MUSIC SCHOOLの児玉です。
先日生徒さんから大きな声ってどう出すの?
とご質問をいただきました。よく考えてみれば大きな声を出す機会なんて大人になってからはそうそう無いよなぁ〜と気付かされました。(盲点…)
そこで今回は”無理なく声にボリュームを出す方法”をお伝えしたいと思います。
大真面目に書いているので、大真面目に読んでください👀
共鳴
普段みなさんの生活環境で音が響く環境はありますか?
たとえばトンネルの中だったり、何も置いてない引越し前の家だったり、
空っぽの瓶やコップを吹いたときは”響いてる”と感じるのではないでしょうか。
これらに共通するのはある程度囲まれた大きな空間です。
ここに”音”という空気の波を送り込むと、ランダムに壁にぶつかり、波が増幅され、
結果声が大きく聞こえるわけです。
トンネルの中なら大きな声を出さなくても勝手に声が大きくなりますよね。
これを身体の中で起こすことが”共鳴”だと考えてください。
どこを使う?
人間の身体の中には共鳴に使える空間がたくさんあります。
まずは、喉から胸にかけての部分です。
気管が通っていますから充分に響かせられそうです。
次が口腔です。口の中に拳が入る人もいるくらいですからね〜。
次が鼻腔。蓄膿症で鼻水がたまるところと、鼻水が出てくる道から出口にかけての部分です。
実際に声を出してみるとわかりやすいですよ。
普段話す声を出しながら心臓より少し上あたりを触ってみてください。
ジリジリと響くはずです。
そこから少し高い音を出せば口腔が、さらに高いところなら鼻腔が、さらに高いところなら
鼻腔から頭蓋骨まで震えると思います。
音域に合わせて共鳴部分もある程度上下させると、のびのびといい声が出せるようになります。
おすすめポイント
私がおすすめしているのは鼻腔共鳴を優先的に練習すること。
一番フレキシブルな共鳴です。
声に芯ができ、くっきりとした声色になります。
また喉へ負担がかかりにくく、長時間歌い続けることができます。
ここから他の共鳴と混ぜて自分の好きな音色に変えていくイメージで練習するといいと思います。
(スネ夫や、ちゃんみなさんの声を真似してみて)
空気
ここまで”音”について解説してきました。
では音の源”空気”についてお話しましょう。
歌う際に、音の大きさにつられて空気の量まで大幅に増やしたり減らしたりしていませんか?
これをすると息が途中で持たなくなったり、疲れやすくなったり、歌声も不安定になってしまいます。
あくまでも空気の量は”一定”を保ってください。
調節すべきは音(声帯や共鳴などの振動)であって空気ではありません。
常に一定の量で吐き続ける意識でいいと思います。
すると安定して、届きやすい声になりますよ。
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