こんにちは。
wakka music school のコージーです。
今回紹介するフリープラグインは、Tritik Audio が提供している Krush です。
シンプルなビットクラッシャー/ディストーション系のプラグインですが、サウンドデザインからローファイな質感作りまで、幅広く使える万能エフェクトです。
Krush とは

Krush は、ビットデプスとサンプリングレートを下げて音を“ざらつかせる”いわゆる ビットクラッシャー系プラグイン。
ただし、単なるローファイエフェクトにとどまらず、ドライブ、フィルター、モジュレーション などの機能を組み合わせることで、繊細な質感コントロールも可能です。
無料とは思えないほど作り込まれていて、UIも見やすく、パラメータの動作もスムーズ。
特にアナログフィルターのかかり方が気持ちよく、ハイを丸めて“レトロ感”を出すのにもぴったりです。
個人的な使い方
僕は主に次のような場面で Krush を使います。
・ドラムループに軽くビットクラッシュをかけて、ざらっとした質感を出す。
・Rhodes やシンセにドライブを足して、アナログっぽい温かみを加える。
・ローファイ・ヒップホップ系のトラックでサチュレーション+フィルターを組み合わせる。
面白いのは、モジュレーション機能 を使って、フィルターのカットオフをLFOで動かせる点。
これで単調になりがちなループに“揺らぎ”を加えられます。
ローファイな味付けをするにも、ちょっとした動きを加えるにも便利です。
単純に音を潰すだけでなく、「温かみを出す」「ローファイ感を演出する」「動きを加える」といった音作りにもしっかり対応してくれます。
もしまだ試したことがない方は、ぜひ Tritik Audio の公式サイトからダウンロードしてみてください。
無料で手に入るちょっとしたスパイスとして、ミックスやサウンドデザインの幅を広げてくれます。

Krush のようなプラグインを使いこなすことで、自分のサウンドに独自のキャラクターを加えられます。
