WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

フリープラグイン紹介

こんにちは。

wakka music school のコージーです。

今回紹介するフリープラグインは、Tritik Audio が提供している Krush です。

シンプルなビットクラッシャー/ディストーション系のプラグインですが、サウンドデザインからローファイな質感作りまで、幅広く使える万能エフェクトです。

Krush とは

Krush は、ビットデプスとサンプリングレートを下げて音を“ざらつかせる”いわゆる ビットクラッシャー系プラグイン。

ただし、単なるローファイエフェクトにとどまらず、ドライブ、フィルター、モジュレーション などの機能を組み合わせることで、繊細な質感コントロールも可能です。

無料とは思えないほど作り込まれていて、UIも見やすく、パラメータの動作もスムーズ。

特にアナログフィルターのかかり方が気持ちよく、ハイを丸めて“レトロ感”を出すのにもぴったりです。

個人的な使い方

僕は主に次のような場面で Krush を使います。

・ドラムループに軽くビットクラッシュをかけて、ざらっとした質感を出す。

・Rhodes やシンセにドライブを足して、アナログっぽい温かみを加える。

・ローファイ・ヒップホップ系のトラックでサチュレーション+フィルターを組み合わせる。

面白いのは、モジュレーション機能 を使って、フィルターのカットオフをLFOで動かせる点。

これで単調になりがちなループに“揺らぎ”を加えられます。

ローファイな味付けをするにも、ちょっとした動きを加えるにも便利です。

単純に音を潰すだけでなく、「温かみを出す」「ローファイ感を演出する」「動きを加える」といった音作りにもしっかり対応してくれます。

もしまだ試したことがない方は、ぜひ Tritik Audio の公式サイトからダウンロードしてみてください。

無料で手に入るちょっとしたスパイスとして、ミックスやサウンドデザインの幅を広げてくれます。

Krush のようなプラグインを使いこなすことで、自分のサウンドに独自のキャラクターを加えられます。

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