こんにちは!
WACCA MUSIC SCHOOL講師のツジノダイキです!
今回は「個性」について。
なかなか抽象的で難しいテーマですが、僕なりに書いてみようと思います。
「もっと個性を出したほうがいいよ」
歌や話し方、表現の場にいると、こんな言葉をかけられた経験がある方も多いのではないでしょうか。
一方で、「個性を出そう」と意識すればするほど、何をどうすればいいのかわからなくなる。
そもそも個性とは一体何なのでしょうか。
個性は「作るもの」ではなく「にじみ出るもの」──「足すもの」ではなく「残るもの」
多くの人が勘違いしがちなのが、「個性=他人と違うこと」「目立つこと」だという考え方です。
しかし本来の個性とは、無理に作るものではありません。
これは僕なりの解釈ですが、
顔、声、骨格、身長体重、性別、生まれた場所、家庭環境、幼少期や思春期の経験、恋愛、好きな事、などなど。。。
あなたを構成する、ありとあらゆる要素から線を引き、一つに重なった場所にあなたの個性が眠っていると思っています。

↑イメージ
なので自分をたくさん知る必要があります。自分のことって、知ってるようで知らないことが多いです。
つまり個性とは、自分を知り、
正しく使われた自分の特徴が、結果として表に現れたものなのです。
まずは日常から自分の感情や行動、無意識にやってしまっていることを意識してみてください。
そして、なぜそんな感情や行動になったのかを掘り下げてみると個性の糸が見えてきます。
声は最もわかりやすい「個性の入り口」
ボイストレーニングの現場でもよく聞く悩みがあります。
「自分の声が好きじゃない」
「歌うと誰かに似てしまう」
「特徴がないと言われる」
ですが、実は声ほど個性がはっきり出るものはありません。
骨格、声帯の長さ、息の量、共鳴の癖。これらは一人ひとり違います。
問題なのは、声そのものではなく、
本来の声をうまく使えていないことがほとんどなのです。
ボイストレーニングは「個性を伸ばす技術」
ボイストレーニングというと、「高い声を出す」「音程を良くする」といったテクニックを想像されがちです。
もちろんそれも大切ですが、実際にはもっと根本的な目的があります。
それは、自分の声を正しく知り、無理なく出せる状態を作ること。
・喉に力を入れすぎていないか
・息の流れが止まっていないか
・自分に合った音域を使えているか
これらが整うと、声は驚くほど自然になり、「作っていないのに個性的」に聞こえるようになります。

「上手い」と「伝わる」は違う
歌や話し方において、
「上手い=正解」ではありません。
多少音程が不安定でも、
多少声がかすれていても、
感情がまっすぐ伝わる声には強い個性があります。
ボイストレーニングは、感情表現を邪魔している癖を取り除き、
その人の内側にあるものを、声に乗せやすくするための手段でもあります。
個性がない人はいない
「自分には個性がない」と感じている人ほど、実はとても繊細で、周囲をよく見ている人が多いです。
ただ、その個性をどう表現すればいいかを知らないだけ。
ボイストレーニングを通して声と向き合うことは、
自分自身と向き合うことにもつながります。
自分の声を否定せず、
無理に誰かになろうとせず、
今の自分をそのまま使えるようになったとき、
個性は自然と輪郭を持ちはじめます。

まとめ:個性は「声を整えた先」に現れる
個性とは、作るものではありません。
正しい方法で自分を使えるようになった結果、そこに残るものです。
もし、
「自分らしい声で歌いたい」
「話し方に自信を持ちたい」
「個性って何か分からなくなっている」
そんな思いがあるなら、
ボイストレーニングは、個性を見つけるための大きなヒントになるはずです。
もし個性で悩んでる方がいらっしゃったら、
ぜひ一緒にあなたの個性を一緒に探求しましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
あなただけの表現を見つけることも楽しんでくださいね!!

辻野大樹 ツジノダイキ
