WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

日本人が気をつけたい、韓国語の発音♪

안녕하세요♪

WACCA MUSIC SCHOOLボイストレーナーのキムリエです!

今日は私が担当しているKpopコースで、質問が多い〚韓国語の発音〛について書いてみました♪

「カタカナで歌うと、どうしても原曲と違う」

「リズムや音程は合ってるはずなのに、何かが変」

そんな壁にぶつかることはありませんか?

その原因のひとつが、「韓国語特有の発音」にあります。

日本語にはない子音・母音・パッチムの違いが、日本人にとって大きなハードルになるのです。

今回は、〚K-POPを歌う日本人が気をつけたい韓国語の発音ポイント〛を、ボイストレーナーの視点から分かりやすくご紹介します!

韓国語の子音は「強さ」が違う!

韓国語の子音で最も苦戦しやすいのが、「激音」「濃音」と呼ばれる強い子音たち。

例えば次のような発音があります:

★가 (ka) | カ | 平音(日本語に近い)
★까 (kka) | カッ(強く) | 濃音(強く詰まった音)
★카 (kha) | カ(息を強く) | 激音(破裂音+息)

日本語にはこの「息を強く出す音」「詰まったような音」の区別がないので、全部「カ」っぽく歌ってしまいがち。

でも韓国人にははっきりと違って聞こえるため、リズムや感情のニュアンスにも影響が出てしまいます。

母音の数が多い=口の形も豊かに

日本語の母音は「あ・い・う・え・お」の5つ。

一方、韓国語にはなんと基本母音だけで10個、複合母音を含めると20個以上あります。

たとえば、よく使われる母音の一部はこちら:

★ 아 (a):日本語の「ア」に近い
★ 어 (eo):アとオの中間のような音(口を縦に開ける)
★ 오 (o):唇を丸くして発音する「オ」
★ 우 (u):唇をすぼめて「ウ」
★ 으 (eu):日本語にない!舌を引き気味にして「ウー」とも違う音

特に「어(eo)」と「으(eu)」は日本語には存在しないため、カタカナにすると正確さが失われます。

歌う際には、まず耳で違いを聞き分け、口の形・舌の位置・息の出し方を鏡で確認しながら練習するのがおすすめです!

パッチムの落とし穴に注意!

パッチムとは、韓国語の音節の最後にくる”子音“のこと。

例:

★사랑 (サラン)
★밥 (パプ)
★꽃 (コッ)

この「語尾の子音」は、日本語にはない特徴で、歌う時にも非常に重要です。

パッチムを無視してしまうと、「雑に聞こえる」「単語が違って聞こえる」「リズムにズレが出る」といった問題が発生します。

たとえば、

*밥(パプ)を「パ、またはパプ」とだけ発音すると、「밥 먹자(ご飯食べよう)」が通じなくなってしまいます。→正確にはプを言わずに口を閉じます。
*꽃(コッ)を「コ」と歌うと、「花」ではなく別の意味になることも。→正確には、ッの時に舌を前歯の裏にあてます。

まとめ

子音、母音、パッチムは耳で聞いて、発音する練習が一番効果的です!

レッスンでも発音は細かく指導します♪

K-POPを原曲のようにカッコよく歌いたいなら、発音の細かい違いにこだわることがカギ。

音程やリズムだけでなく、「韓国語として正しい音」に近づけることで、グッと表現力が上がります。

K-POPコースでは、韓国語の発音・リズム・アクセントをネイティブ発音に近づけながら、歌唱力を一緒に高めていきます!!

ご参考に〜♪

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