こんにちは!wacca講師の細谷菜月です。
本日は歌う前に身体をほぐして声を解放する簡単ストレッチをご紹介します。
「歌がなんだか出しにくいな…」「声が思うように伸びない…」そんな風に感じたことはありませんか?
実は、歌う前のウォーミングアップを少し工夫するだけで、あなたの歌声はもっとスムーズに、もっと力まずのびやかになるかもしれません。
今回は、歌う前に身体をリラックスさせる簡単な方法をご紹介します。
毎日無理なくできるので、ぜひ試してみてくださいね!
ステップ1:まずは「ほぐし」から!
歌う前、身体が固まっていると感じたら、まずは筋肉を優しくほぐしましょう。
筋肉を温めてからストレッチに入ります。
首周りの筋肉をほぐす
親指以外の4本の指を使い、喉仏の下にあるくぼみから、鎖骨の下を通って肩の方まで優しくなでます。
少し圧をかけながら、筋肉を左右に揺らすように動かしましょう。
硬くなっている部分があれば、そこを意識して丁寧にほぐします。
このマッサージをすることで、首周りの緊張が和らぎ、声が出しやすくなります。
手足をぶらぶら
その場で立ちながら手首を回したり足首を回したり、ぶらぶらと振って、余計な力みを逃がしましょう。
ステップ2:「ほぐし」の後にストレッチ!
筋肉を軽くほぐしたら、次はゆっくりと伸ばしていきます。
呼吸を止めずに、気持ち良いと感じる範囲で行うのがポイントです。
無理に伸ばすと逆効果なので、自分の身体と対話しながら行いましょう。
首の横を伸ばすストレッチ
頭をゆっくりと左に傾け、左耳を左肩に近づけます。
右側の首筋がじんわりと伸びるのを感じましょう。
さらに、右手で反対側の鎖骨を軽く押さえ、鎖骨と耳を遠ざけるように意識します。
この状態を、ゆっくり呼吸しながら10秒キープします。
反対側も同様に行いましょう。
首回しストレッチ
首をゆっくりと右回し、左回しに数回ずつ回します。
回数よりも、首の筋肉がほぐれていく感覚を味わうように、丁寧に回しましょう。
肩甲骨を動かすストレッチ
両手を左右それぞれの肩に置きます。
ひじが遠くを通るように、前から後ろにゆっくりと5回回します。
次に、後ろから前に同じく5回回します。
肩の力を抜いてリラックスし、肩甲骨をしっかりと動かすイメージで行いましょう。
舌のストレッチ
口を閉じた状態で、上下の歯茎の前側をなぞるように舌を回します。
右回り、左回り、各5回位ずつから初めてみましょう。
舌をストレッチすることで高音が出しやすくなったり声に深みが出るようになります。
歌う前のほぐしとストレッチのメリット
今回ご紹介した「ほぐし」と「ストレッチ」には、歌う上で大切なメリットがあります。
声帯への負担を軽減!
肩周りの筋肉が柔らかくなると、首や喉周りの余計な力が抜け、声帯への負担が軽くなります。
これにより、無理なくスムーズに声が出せるようになります。
ウォーミングアップ効果!
身体を動かすことで血行がよくなり、歌うためのウォーミングアップになります。
声も身体も温まり、より良い状態で歌い始めることができます。
【ポイント】ストレッチ中の姿勢に注意!
ストレッチをする際は、お腹の力が抜けて腰が反ってしまわないように注意しましょう。
お腹に軽ーく力を入れて姿勢を安定させると、腰を痛める心配がありません。
いかがでしたか?
歌う前にたった数分、身体をほぐしてストレッチするだけで、よりスムーズに、よりリラックスしてのびやかに歌えるようになるかもしれません。
日々の練習にぜひ、取り入れてみてくださいね。