WACCA MUSIC SCHOOL

講師ブログ

毎月講師会、研修、発表を行いより良い教え方を共有し、成果の感じられるレッスンを行えるよう努めています。

裏声が出ないのはなぜ?

こんにちは!

WACCA MUSIC SCHOOL の日越真捺(ひごしまな)です。

主にボーカルコース、ミュージカルコースを担当致します。

皆様!新年明けましておめでとうございます!

今年もどうぞよろしくお願い致します!

2025年、最初のブログは〝裏声〟についてお話ししたいと思います。

(画像は12月の本番のものです!)

地声と裏声

そもそも声は、肺から出た空気が喉仏の中にある、向かい合うニ枚のひだ(声帯)を振動させることで生まれます。

では、その声帯の働きが地声と裏声ではどう変わるのでしょうか。

地声 : 声帯を閉じる筋肉が働く。声帯がしっかりと閉じる。

裏声 : 声帯を引き伸ばす筋肉が働く。声帯の閉鎖が弱まる。

つまり、地声と裏声で筋肉の働き方が違うという事です。

裏声が出ない原因

では、次になぜ裏声が出ないという現象が起きるのでしょうか。

その原因をいくつかご紹介します。

1. 力が入りすぎてしまっている

裏声を出そうと意識をし過ぎてしまうことで、声帯周りや喉の筋肉が力み、十分な息が出せていない可能性があります。

2. 地声で張り上げてしまう

出ない高音域を力任せに発声してしまう、危険な方法です。

自己流で歌っている方に多く、これを続けていると、ますます裏声が出にくくなると言われています。

3. 口の開きが悪く、口角が下がっている

そもそも口の開きが小さく、声が共鳴する場所がない為、高音が出ない可能性があります。

また、口角が下がっていると裏声発声がしにくくなります。

自分の裏声が出ない原因はどこにあるのかを、しっかり分析してみる事が大切です。

改善するには

あくびをしてみましょう。

あくびをしているときの声帯は、非常にリラックスしている状態なので、それをイメージしながら発声することで、声が潰れずに裏声を出すことができます。

また、喉への負担が少ないハミングで鼻に響かせるように歌うことで、感覚を覚えていきましょう。

自分にあった高音の出し方を習得できれば、必ず裏声が出るようになります!

よく〝身体で歌う〟といいますが、声を出すのは喉だけではなく、筋肉や呼吸など様々な事が関係しています。

ゆっくり覚えていきましょうね!

それではレッスンでお会いしましょう!!

日越真捺

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