主にミュージカルのボイトレコースを担当しています。
観劇
先日、劇団四季の「ゴースト&レディ」を配信にて観劇しました。とても評判の良い作品だったので是非観たいと思っていたところ滑り込みで拝見できました。
ダンスに歌に芝居と三拍子全てが揃っていないと成立しない作品で、なかなかカロリーが高く感じました…!
これを1日2公演は、体力もそうですが感情も大変!!
歌もダンスも芝居!
今日は少しお芝居のことを書いていきたいと思います。ミュージカルをやりたいといってもお芝居に全く興味がない方をよく見ます。
私ももともと、ミュージカルが好きで観に行くのですが
ストレートプレイの舞台は全く行かない、むしろつまらないと感じていました…
ですが、
ミュージカルのダンスも歌も芝居の流れの1つです。
脚本ありきの作品なので、歌とダンスがお芝居に沿っていないと役を一貫しているとは言えません。
ミュージカルでも、すべて芝居だ!と感じた私はストレートプレイを勉強し出したのでした。
その中で私は、演技だとしてもリアルさが見られるお芝居が好きだなと思い、スタニスラフスキーの演劇論、リアリズムなど海外の演劇論を勉強しました。
レッスンの中でもよく演技のお話をするのですが、
ここでも書いていきたいと思います。
スタニスラフスキーの演劇論
スタニスラフスキーのシステムという、演技を「演じる」のではなく、役として「生きる」ことを目指した演技体系があります。
いくつかポイントがあるのですが、今日は一つだけあげます。
それは「魔法のif」(マジックイフ)というものです。
役者はよくキャラクターに成り切って!と言われますが、成り切るってどういうことなのか難しいですよね。
マジックイフはこれを具体的に叶える手助けになります。
それは役の立場になって、場面の状況下ではどのように行動するかを「もしも(if)自分なら」どうするか考えてみるということです。
そうすることで、ありのままの自分から生まれるリアルな感情からセリフが話せるようにつながります。
もちろん一筋縄ではいかないことも多いのですが、問い続けていけば自分らしい個性ある演技に繋がっていきます。
スタニスラフスキーシステムだけでもまだまだあるのですが、
他にもいろんな演劇論があって、私も触れてないものもありますが、
たくさん調べると面白いので、
今まで芝居に触れてこなかった、ミュージカル俳優志望の方も是非勉強してみてください♪
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