「今日はなんだか声が出にくいな…」「喉の調子がイマイチかも」
そんなとき、ボイストレーニングの前にチェックしておきたいのが“食事”です。
実は、日々の声のコンディションは、食べるものによって大きく左右されるんです。
野菜は“喉の守り神”?
喉を守るには「潤い」が不可欠。
特に野菜に多く含まれるビタミンA・C・Eは、粘膜の保護・修復をサポートする栄養素として有名です。
これらの栄養素は、喉の乾燥や炎症を防ぎ、発声に適した状態を保つのに役立ちます。
にんじん、小松菜、パプリカ、ブロッコリー…
色とりどりの野菜を組み合わせることで、バランスよく栄養を摂ることができます。
季節の変わり目にこそ、野菜が効く!
春や秋、急に寒くなった日などは、喉の不調が出やすい季節。
そんなとき、食事で体調を整える意識がとても大切です。
温野菜やスープにして摂ることで、喉も身体も内側からあたたまり、発声が楽になるという声も多く聞かれます。
ちょっと声が出づらいと感じたら、ぜひ野菜を意識的に取り入れてみてくださいね。
「食べるボイトレ」を始めよう
「ボイトレ」と聞くと、発声練習や滑舌トレーニングを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、毎日の食生活も、声を育てる大切なトレーニングなんです。
例えばこんな簡単なことから始めてみましょう。
- 外食やコンビニご飯のときも、野菜の副菜をプラスする
- 朝食にトマトやアボカドを一品添える
- 乾燥する日は、にんじんポタージュや具沢山味噌汁で潤い補給
ちょっとした心がけが、あなたの“声の出やすさ”に大きな違いを生み出します。
声は、あなた自身がつくる楽器
WACCAでは「自分の声を大切に育てていく」ことを、何よりも大事にしています。
その第一歩が、身体と向き合うこと。
そして、野菜を食べるという行動は、声を大事にすることと同じくらい価値のある習慣なんです。
今日のごはんに、少しだけ野菜を増やしてみてください。
その小さな一歩が、明日の声をもっと自由に、のびやかにしてくれるはずです。